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[北海道旅行] 父親の退職と、甥っ子との初家族旅行

特にどこに行くこともなく、今年のゴールデンウィークも終わった。例えコロナ禍でなかったとしても、このハイシーズンな大型連休中に旅行に行くことは滅多にないのだが。

気候の良い5月は、好きな季節だ。新緑が眩しく、暑くもなく寒くもない。お出かけに最適な季節だが、5月の旅行は数える程しかしていない。
両親と兄一家との、家族旅行。初回は、北海道だった。

旅行日:2016/5/6(金)〜8(日)  ▶︎2日目 ▶︎3日目

北の大地へ

「お父さんの定年退職のお祝いに、みんなで旅行に行こう」

と提案したのは兄だった。
じゃあ北海道に行きたい、と言ったのは義姉。
なら会社の福利厚生で星野リゾート系列の割引使えるかも、と誘導したのは私。

宿を星野リゾートトマムに確定し、そこを中心に旅程を組むことになった。
1歳半の甥っ子とは、母の実家への帰省以外では初の旅行だ。

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この年は、3連休・3連休・土日と飛び飛びのゴールデンウィーク。この最後の土日の前日、金曜日に休みを取って初日スタートである。

3家族の集合体なので、明確な集合は飛行機到着後の新千歳空港。だったが、国内出張族の私(当時)と海外出張族の兄(当時)がそれぞれANAのラウンジを利用したので早々に合流し、一緒に飛行機へ向かうこととなった。

今回の旅行の主役を差し置いて子供らだけでラウンジを満喫していたことに、両親がちょっと拗ねたことは言うまでもない。

夕張

10時半過ぎに新千歳空港に着いて全員合流し、レンタカーでハイエースを借りた。
ペーパードライバーな私と免許を持たない父を除き、4人もドライバーがいる贅沢な旅だ。

まずはJR北海道石勝線(夕張支線)の沼ノ沢駅を目指す。

無人駅ながら、置かれている座布団に温もりを感じる。

この隣、旧事務所内にあるレストランおーやま。
帝国ホテルで修行したシェフの長芋ハンバーグが看板メニューだったが、2019年に夕張支線が廃線となり、昨年レストランも閉店してしまったようだ。

お腹も膨れて時刻は12時過ぎ、道の駅夕張を覗いた後に続いては美瑛を目指す。

青い池

14時半、少し入り口に戸惑いながらも青い池に到着。駐車場の脇には、まだ残雪。

どんよりとした曇り空で、絵に見たような青さでは無かったものの、アルミニウム含有による光の反射と立ち枯れたカラマツの織りなす不思議な景色は、印象的だった。

散策を終えたあとは、一路宿を目指し、約2時間のドライブ。北海道は広い。
雪を被る山並みの手前には、綻び始めた桜色。北国の春の始まりを感じる。

トマム

17時過ぎ、星野リゾートトマムに到着。宿泊はトマムザ・タワー。分厚い雲に阻まれて、この日は全貌を拝めなかった。
ウェルカムドリンクのシャンパンで一息ついて、部屋に荷物を置きに行く頃には、すっかり日も暮れていた。

18時。長い長い廊下を通り抜けた先。
夕飯はビュッフェダイニングhalを兄が予約していた。

サッポロクラシックに、富良野ワイン。
美味しい料理に舌鼓を打っていると。

そう、今回の旅の主目的は父親の定年退職の慰労。
こんなサプライズを用意するなんて、お兄さま手際が良すぎませんか。
考えも及ばなかったポンコツ妹をお許し下さい。

食後に安藤忠雄設計の水の教会を見学し、北海道初日は更けて行く。

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