[北陸旅行]黒部ダムは黒部峡谷に在らず
きっかけは昨年の出張だった。
小松・富山への北陸出張が入り、ついで旅のために富山のガイドブックを購入。
誌面に広がる黒部峡谷の錦の彩りを目にした、「行きたい旅行先候補地」として突如躍り出た。
そして今回。
仕事の関係上、今年は夏に夏休みを取れなかったので、秋に夏休みを取ることに決めた。
GoToもあるし折角だから休日を外してどこかに行こうと、複数挙げた候補地から旦那が選んだ地が、黒部峡谷・宇奈月温泉だった。
※他の候補:角館、奥入瀬・十和田湖、鳴子峡、日光・中禅寺湖
黒部って、黒部ダムだよね
初めは、富山が初めての旦那もいるので富山市内観光して宇奈月温泉泊まって黒部峡谷かな、と考えていた。
が、ガイドブックも何も見ずに黒部を選択した人のそんな一言を聞いたら、黒部ダム行きも盛り込むしかない。幸いこのガイドブックに黒部ダム載っているし。
しかし、計画を練っていくに従って、そう優しいものではない気がしてきた。
黒部ダムは黒部川に作られた黒部川第四発電所のあるところで、黒部川第三発電所は黒部峡谷鉄道の終点、欅平駅横にある。なんだ、同じ黒部川じゃないかと思いきや、富山側から黒部ダムに行くには、立山黒部アルペンルートを通って行くとある。
アルペンルートの富山側の麓は立山。宇奈月温泉から乗り換え案内で検索すると、2時間半とか出てきた。地図開いてもなかなかの距離だ。(欅平から黒部ダムまでは歩いて2日らしい)
朝、宇奈月温泉を出発してアルペンルート通り抜けて東京帰るってだいぶキツくないか?
諦めて、2泊3日で検討し直した。
最終的に、
初日:東京から富山移動(北陸新幹線)、ちょっとだけ市内観光して宇奈月温泉へ
2日目:黒部峡谷観光→立山へ移動
朝からトロッコ電車の1日乗り放題切符で黒薙・釣鐘でも降りて次の電車に乗るを繰り返し、欅平でお昼を食べて小一時間ほど散策(足湯も少々)。宇奈月温泉へ戻って立山へ。
3日目:立山黒部アルペンルート通り抜け(立山→扇沢)→信濃大町→帰京(特急あずさ)
8時発でアルペンルートは室堂と黒部ダムをそれぞれ1時間半ほど散策。扇沢から信濃大町が路線バスなので余裕を持って移動して、信濃大町から1日1本の特急あずさに乗り込み19時ごろ帰京。
旅行日:2020/10/11(日)〜13(火)
というスケジュールとなった。
これでも、アルペンルートはところどころ曇ってたので諦めた場所あるし、黒部湖のクルーズも諦めて通り抜けに6時間かかったから、アルペンルートに丸一日費やしても良いくらいだと思う。
後から調べてみたら黒部峡谷・アルペンルート1泊2日の旅、なんてツアーが結構あったが、散策なんてほとんどできないだろうし色々と勿体なさすぎて、個人的にはお勧めしない。