
雑談:微妙なアマと一面的なアマチュア選手について
どうもUF_maniaです
今回は適切なタイトルが無いので、雑談と題してスキルの偏ってるのや微妙なアマチュアMMA選手について話して行きたいと思います
普通アマチュアの選手達は、アマチュアルールの試合で戦って経験を得て、戦い方を学びます。ジムでの練習を通して打撃、グラウンド等の総合力を上げて総合的に強くなろうとします。そして、実績や経験を得てこれでプロになれると自分やジムが認めたらプロに転向します。
ですが、これから言及するファイター達は微妙だったり一面的な傾向があります。
Milad Fuladi
ドイツの去年の世界選手権と今回のヨーロッパ選手権にシニアで出たドイツのMilad Fuladiはレスリングが強いですけど、打撃をあまり見せず、去年のドイツ選手権では、相手をグランドコントロールして制しましたが試合はあまり面白くありませんでした。しかも打たれ弱いです。
LFL New Talents 9のメインでは相手に2R序盤にヘッドキックでKOされました。そして去年の世界選手権ではフランスの強豪Samba Simaに1RでTKOされ、今回のヨーロッパ選手権ではMMA Worldを制したSahil Shakirovには2RにRNCで負けました。
調べたら元がレスラーなのと、打たれ弱さがレスリング一辺倒のファイトスタイルになったのを強めているんでしょうか
Beka Shainidze
次の選手に移ります
去年のヨーロッパ選手権を制したジョージアのBeka Shainidzeは、組技は強いけど打撃はそこまででケージコントロールやグランドコントロールで勝って来ました。勝利は全て判定です。今年のヨーロッパ選手権と去年の世界選手権でフランスのAlan Landzouyに二度負けました。
名前から、ジョージアの屈指のプロスペクトのGocha Shainidzeの兄弟なんでしょうか
Landzouyには負けましたが、組技は強いですがあるとしても打撃はパウンドばっかでイマイチです。
Abdul-malik Zubayraev
次の選手はアイルランドのAbdulkmalik Zubayraevで、去年の世界選手権ではコンゴのアフリカ選手権王者のJosue El Wawinaに勝ったりしましたが、決勝では自分の推しのスロベニアのChrill Negruにレスリングで圧倒され、パウンドでストップ寸前まで追い込まれました。寺田さんがいってた通り組み合わせで勝った印象が強いかったです。
#2024MMAWorlds
— 寺田 (@mmaboxingnbamlb) November 10, 2024
ジュニアスーパーウェルター級決勝
今大会圧倒的な強さを見せた無敗のNegru🇸🇮がZubayraev🇮🇪も全局面で圧倒。実力者一掃しての完全優勝。Zubayraevはローカル戦あんまよく見えなかったし,組み合わせに恵まれた感あった。Negruはジュニアレベルを軽く超越した強さ。Jrでは間違いなくPFP。
今回の一回戦はイスラエルのLion Semichkoに勝てましたけど3Rではガスが切れたのかパウンドが弱くなってました。準決勝のアイルランド同士の対決でAlex Keoghと戦い、組みで圧倒されてユナ二マス判定で負けました。
因みにKeoghはモンテネグロのToskovicを1RにRNCで下したのを見てKeoghが勝つと思って予想を当てました。
柔術に頼る傾向があり、自分より組みの上回る相手には負けます。あとガスの問題も抱えていると思います。
Mohamed Emin Abdulkhaziev
ベルギーのMohamed Emin Abdulkhazievのことは、上のリンクのスーパーウェルター級の項目で既に書きましたが、
自分の推しのNegruをIMMAFがアマで止めるのが早いのもあってストップで下しましたが、決勝で同じベルギーのSaid Akhmed Omarkhazayevに3Rテイクダウンを取られ、グラウンド状態から全くエスケープ出来ずにグランドコントロールされてユナ二マスで負けました。
LFL New Talentsで、2勝2敗の選手にテイクダウンを奪われてグランドコントロールされ、BMMAF(ベルギー総合格闘技連盟)では6勝4敗のAlikhajievと競る試合をしてるので、正直微妙を通り越して酷いです。
グラウンド状態から全くエスケープ出来ないので、テイクダウンされたらこて巻からの投げからの柔術で補ってますが、下からの柔術の仕掛けを避けられればそのままグラウンドコントロールできるので、正直3Rコントロールし続ければ勝つことが出来ます。
スタンドも前手のパンチと奥足の蹴りぐらいしかありません。
よく見れば、Abdulkhazievはオーソの相手に苦戦していました。オーソになると利き手が向かい合い相手からの距離が離れて苦戦してました。普通サウスポーはオーソに対して普通有利な筈なのにそういう所がまた底が見えてると思いました。
三回グラウンドに漬けられて判定負けしているので、またアマチュアでグラウンドに漬けられて負けるかオーソに構えられて苦戦するでしょう。
今アマチュアでボロを出し続けてるので、このままプロに行っても研究、対策されて負けるので通用しないでと思います。
Said Akhmed Omarkhazayev
次のAbdulkhazievを下した同じベルギーのSaid Akhmed Omarkhazayevは、ウクライナのEvegeny Kabanetsをケージに押し付けたりグランドコントロールして判定勝ちし、前に書いた通り自分の予想通り3RAbdulkhazievをテイクダウンしグラウンドコントロールし勝ちました。
Omarkhazayevは今のところレスリングくらいしかしていません。
去年のPFLウェルター級を制したシャミル・ムサエフみたいな強力なアンチレスリングも持った選手や、RIZINの久保優太や平本蓮みたいなTDDのいいエリートストライカーと戦ったら負けるでしょう。
上のベルギーの二人とも、過去にIMMAFで活躍した同じベルギー無敗のプロスペクトのPatrick Habirora、Alvi Dasuyev、Movsar Ibragimovとは雲泥の差があると感じました。
彼らのアマチュアでのスキルは、あの二人とは違ってまとまっていました。
二人ともこのままプロになっても、いずれ天井に達するか、暴露されるでしょう。
今のチームベルギーは、正直あの三人のいた頃の見る影も無かったです。今回で良かったのは、CWLLやECLなどのタイトルを取ったローカルで活躍してるRachman Tchekuyevぐらいでした。上の二人とは違って、ちゃんと総合力的に戦っていて強かったです。優勝ではカザフスタンのShinbayevに負けた同士の対決で1、2R競って3RYankovだったので、多分スプリットでTchekuyevかYankovのどちらかが勝つ筈なのに、Yankovがユナ二マスで勝ったのはどう見てもおかしかったです。
今紹介した五人ファイターは、総合的に強くなろうとしてる普通のアマチュアの選手と違って、相手が経験が足りないから自分の強さに対処出来ないだろうから自分の一面的なスキルばかりを押し付けて戦おうとしていますが、それでは既に底が見えていると思いました。そういう所でファイトIQと天井が低いと思います。
今言った5人はプロになっても、中途半端なプロスペクトのアメリカのLFAのAlik lorenzや、Fury FCのMichael Aswellみたいに中途半端な選手になるじゃないんでしょうか。
相手の対策のしづらいアマとは違って、プロでは対策されて自分の一面的なスキルを押し付けることが出来なくて成功しないでしょう。
このまま一面的なファイターが、総合的に強くなろうとせず相手が対策をしづらいことをいいことに、自分の一面的なスキルを相手に押し付けてアマチュア特にIMMAFこれ以上で勝ち続けても、プロでは何も期待出来ないので正直もういいです。
自分は完成度の高いファイターが勝って、強さと良いパフォーマンスを見せて欲しいです。
ここまで半分愚痴のようなこの文章を読んで下さい皆様ありがとうございます。