2020年6月2日 上江洲先生ミニ光話

この光話のビデオは公式ホームページhttp://uezu.net/blog/archives/10088からご覧いただけます。


はい、世界の兄弟姉妹たち、こんにちは。
昨日までに多くの方々からメール、電話をいただきました。
いちばん内容の多い電話、メールは、この学びを何年も何十年も離れていながら、この地球アセンションに向けてさまざまな状況が起こっています。
たとえば、皆さんの内に潜んでいる、汚れ、曇り、ひずみ…すべて浄化のために引き出されていきます。

新型コロナウイルスという現象もその一つ。で、その新型コロナウイルスのために、このようにセミナーが今、中止になっています。
そのなかで、もう肉体的に吹き出た者は「病んで苦しい」、もがきあがいています。
「喉元過ぎれば熱さ忘れる」と、私はいつもたとえているとおり、何年も何十年も学びから離れていながら、このように肉体的な不調和が浮き上がったとき、「助けてほしい」「苦しい」「何とかしてほしい」、その電話、そのメールをいっぱいいただきました。

それも、いつも夏・冬をたとえて、私は光話で説明しているつもりです。
夏は非常に働きやすい。で、夏を迎えるというのは、今、我々は神というその本質、真理という本質に向けて進みゆくことを「夏を迎える」「夏に向かう」。
しかし、冬は体も縮んで非常に動きづらい、働きづらい。それを「冬」とたとえます。
いつも「夏の間に神を迎え入れよ」と私はたとえます。

新型コロナウイルスも一般の方々が思いみているようなことではありません。
しっかりと本質に向けて、本質を確立する時を与えられていることを理解してほしい。

夏、働かずして怠けていると、必ず次は冬が来ます。冬というのは非常に本質を迎え入れることのできないその状況を冬とたとえます。
日本のたとえ、また中国でもそのたとえの教えがあるとおり、アリは夏の間に一生懸命、働いて食を蓄えます。もうまわりを見向きもしないで一生懸命、働いて食物を蓄えます。
しかし、キリギリスは豊富に物ある夏は、バイオリンを弾いて、ギターを弾いて、歌って踊って楽しんでいます。怠けています。
で、冬を迎えて葉っぱは枯れて落ちる。もう食を失い、で、また雪に住む家を閉ざされたときに「アリさん、食べ物を恵んでほしい。食する物がありません」。で、「冬に雪に閉ざされて住む家がありません。入れてほしい」……このような愚か者となってはなりません。

夏過ぎれば必ず冬は訪れてきます。
その冬は非常に本質に向かって進みゆくこと、その厳しさをたとえて冬といいます。
この新型コロナウイルスという、その現象によって与えられたこの時間を、我々は大切に大切に一歩一段、確実に進みゆけるひとりひとりになってほしいと願います。

で、多くの方々から受けた質問。
「我々は死んでどこに帰るんだろう」ということも受けています。
この現象という肉体をもった学びの今の世界で、幾転生という人生の過程をとおして背負ってきた思いグセ・悪習。
悪習とは悪いクセです。酒飲みがその酒飲みを止むまでのこの輪廻というのは何百年もかかる。
その思いグセ・悪習を修正するために、克服するために、我々は何百、何千、何万回という転生を繰り返していることを知ってほしい。

転生というのは、ただ無駄に与えられたことではありません。
根源の世界へ帰りゆくために、天船に乗るために、その輪廻を繰り返していることを知ってほしい。
これからますますアセンションというその力強いエネルギーが働いたとき、一層、世は混乱していきます。
皆さんの内側に潜む一点のゆがみ、ひずみもすべて引き出されていきます。
それを、何を見、何を感じ、何に触れても、絶対愛、絶対真理、絶対完全というその境地に至るまで我々の学びは続きます。
ただ偶然に新型コロナウイルスがこの世の中にあらわれたことではありません。
誰によって何のためにそういう現象があらわれているんだろう?

もう人類は、地球人口は80億とも90億ともいわれています。その90億の人間がそろそろそれに追求し、それを知るひとりひとりになってもらいたいと神は常に願っています。
この現象の世界に起こるもの、あらわれてくるものに、一物だって偶然なるものはありません。
あらわれくる現象を、ただ偶然で見る者、偶然で片付ける者、あるいは片付けたいと思う方々が世の中にはいっぱいいます。
私はそれを小さい時から追求してきたといいます。
もし、不必要なものが私に与えられたとするならば、もうすでに私はこの現象の世界に生きていなかったといいます。
皆さんに偶然に全く不必要な人間と会い、全く不必要なものが皆さんの目の前にあらわれるというならば、どうしてこの現象の世界に生きる価値があるのかと私は追求してきたんです。
悩みも苦しみも悲しみも、偶然に皆さんに注がれることはありません。
嫌いな人間、ゆるせない人間、嫌な人間と相対することもありません。
すべてのすべてを皆さんが一体とみれるまで、感じ取れるまで、生きていけるまで、この学びは続きいくということを知ってほしい。

「我はすべてであり、すべて我なり」の境地に至るまで、我々は、天船に乗るのは不可能です。
天船とは、神(真)我一体という完全意識の境地をたとえています。

天船に乗りし我、二度とこの世の荒波にのまれることはない。
その神(真)我一体の境地です。
そうあるためには、この宇宙に命を与え生かされているすべてと一体とならなければなりません。
皆さんの目に映るすべてのすべては、同じ命を与え生かされています。
生命は一(いつ)にして多身というように、すべての生命は私であり、私はすべての生命であることを皆さんが理解するまで、この世界の学びは続きます。

誰が誰の命と分離したものがいるでしょうか。
誰が誰の命よりも特別な命を生きている人間がいるでしょうか。
アリ一匹を生かしている命も、無限として神そのものであることを知ってもらいたい。

我、命なり。
あなた方も命なり。
我の命、あなた方の命は、全体の命。
全体の命こそが、皆さんが今生、完全に知らないといけない宇宙真理であること。

人類がその境地に至るまで、戦争で戦い、殺し合いは続きます。
たとえ、今あらわれている新型コロナウイルスというその現象が収まっても、また次、新たなものを人間はつくりあげてしまいます。

神として我々に与えられた創造の力は完全であることを知らねばなりません。
不完全な創造をするために、神として創造の力・能力を人類は受け入れんとして、あるいはDNAとして与えられてはいません。
人間が受け継いだDNA・遺伝は、本質の完全意識を受け継いでいることを知ってほしい。
「神が完全であるがごとく、我、完全なり」とは、命として我々は、不死・不滅、永遠の完全であることを知ってほしい。

神が完全であるがごとく、我、完全なり。
神が完全であるがごとく、すべては完全であり、とは、命としてすべてのすべてが完全のなかに生かされ、完全なる命をすべてが生きていることを教え説いていることを知ってほしい。
90億の人間が、無駄な体験をしている者はこの地球上に一人だっていません。
真理を理解しただけに、意識を高めただけに、そのあらわれ方、その体験は素晴らしい体験をしていくことであって、ただそこに目覚めていない者が必要として苦しみ、必要として悩み、必要として悲しみ、その境地を今、体験・経験、成長のために味わっているだけにしかすぎません。

我々は過去に生きているのでもない。未来に生きているのでもない。
無限というこの一瞬、この瞬間を、命として我々は顕現できるということ。あるいはそう生かされていることを知ってほしい。

過去、未来は真理にあらず。
素晴らしい未来をみるためには、この一瞬、この瞬間を我々は常に正しい物差しをもって生きてもらいたい。

今、人類はどこに向かい進んでいるんだろう?
学ぶ皆さんならば容易に理解されていくでしょう。
皆さんは天船に向かって進みいきます。
しかし、無知・無力、迷い生きている方々は、その逆を走っています。
自らの悩み、自らの苦しみ、自らの不調和を描いてはなりません。
神として創造力を与えられているならば、創造の力を与えられているならば、常に兄弟姉妹の幸せのために、全人類の平和のために、その創造の力を使えるひとりひとりであることを願います。

この現象という結果の世界に本質が顕現するためには、この肉体という道具を必要とします。
その肉体という道具に皆さん「人間」といいます。人間であるとともに、我々は本質を見失って生きてはなりません。
肉体という衣装をまといながら我々は、命そのもの、本質そのものであることを見失ってはなりません。

この現象という見える世界はどんどんカタチを変えていきます。どんどん方法が変わっていきます。
それに対応できる柔軟性、それも皆さんを含めて確立してもらいたい。
この現象の世界は、皆さんが智慧で、愛で、力で、すべてを克服し、超越する世界であって、それに押しつぶされてもがき苦しむための世界ではありません。
この何ヶ月の新型コロナウイルスというその結果によって、会社の在り方を非常に改善された素晴らしいその方法を見い出した会社もあると聞きます。

我々も決してそれを敵とみるでもなく、悪くみるでもなく、本当に己の成長のために良き機会としてとらえて、ひとりひとりの成長のために、一歩一段のその意識の高揚のために皆さんは進めていけるひとりひとりでありますように。

まあ、私ごとで申し訳ないけど、この与えられたその時間を一分一秒無駄にすることなく、有意義に大切に、今までやれなかったこと、できなかったことを、その状況を今、私は体験しています。
この良き機会を我々はプラスの方向にひとりひとりが進みゆけるように努力していきたいと思います。

ありがとうございました。

                      2020年6月2日 山梨に於いて

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