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成長のために必要なことを体験しているだけ

(質疑応答にて、浮気をしている知り合いの行為をどう捉えたらいいのか?という質問をされた方に)

先生:なぜあなたは浮気しないの?

質問者:目の前のことで目一杯で考えられません。

先生:
簡単なことなんですよ。幾転生という人生の過程の中で、すでに(あなたの)体験が終わったんです。じゃあ、たとえばですよ。この世のコンピューターは常に不具合が起こります。しかし、我々の無限という意識・・・無限意識・普遍意識・宇宙意識というコンピューター、いつも光話で説いているように何百回、何千回、何万回、何十何万回の転生の一分一秒のすべてのすべてが記憶されているのが皆さんの意識・コンピューターなんです。いつでもそのコンピューターをめくることができるならば、過去幾転生のすべてのすべてを観ることができるんです。 

もしあなたがコンピューターを観ることができたとき、浮気をしている自分を観ます。 
そのとき、あなたはどう思うのか?

成長した今の意識から皆さんはみるがゆえに、相手をどうこう感じ、見て、思うけど、あなた自身がその状態であることを観せられたとき、皆さんは愛おしく思いますよ。 
「ああ、過去幾転生で私は未熟ゆえに、この体験をしていたのか」と必ず思いますよ、必ず。  

だから、そこの体験を終えて、わずか成長したあなたがみるがゆえに「あの人はゆるせない、あの人はどうこう・・・」で、そういうあなたがいるかぎりは、あなたは生涯、苦しみ生きます。 

あなた自身を変えないかぎり、あなたが変わらぬかぎり、絶対にその克服は不可能です。

我々は、スタートからつまづくこともない、転ぶこともない、失敗をおかすこともない、それで完成に至る人間なんて、世界に一人だっていないです。すべての体験・経験を乗り越えて、根源世界へ我々は到達していくんです。

あなたが思っているとおりのすべてであるならば、我々はこの地球というこの学びの学校に下りてくる必要なんてないんです。

あなたはその善悪で裁こうとするあなた自身を変えぬかぎりは、絶対にあなたは根源の世界へ(到達すること)は不可能です。

あなたを変えなさい。
あなたが変わりなさい。

あなたが変わったとき、あなたがゆるせないと思っている浮気をしているその方も愛おしく思いますよ。美しく輝いて見えますよ。

これは35年、36年前、明日クリスマスというイブの時に体験しているんです。
クリスマスとは実相の象徴。で、明日クリスマスというイブの時です。私は事務所で明想していました。

普通、世界の誰もがクリスマスというならば、子どもたちはサンタのおじいちゃんから好きなプレゼントを与えられる日がクリスマス、皆さんもそう思ってきたでしょう。
で、私の意識に、やっぱり4頭のトナカイがソリを引いて・・・皆さんが言えば「サンタのおじいちゃん」「サンタクロース」が意識に飛び込んできたんです。
皆さんが描いているクリスマスは、ソリいっぱい子どもたちのプレゼントを載せているイメージです。私の小さかった頃はそのイメージですよ。しかし、そのおじいちゃんが私の意識に飛び込んだとき、そのソリは何も載せていません、空っぽの状態。しかし、私の意識に飛び込んで、出るときはソリいっぱい荷物を積んでいるんです。その荷物は黄金に輝いて観えるんです。
「あれ、このサンタは盗人だな」と思いました。
私に私の好きなプレゼントをしに来たはずなのに、ソリは空っぽで飛び込んで、私から出ていくときに、黄金に輝いた荷物をいっぱいに載せていくんです。このサンタは盗人と思いました。
プレゼントは与えるどころか、私から持っていく盗人と思ったんです。

で、神は私に「よく観ろ」というんです。
そうしたら(ソリに載せているのは)私の偽我なんですよ。 

我々は「偽我は悪いもの」「偽我は真っ黒」、そういう状態で、皆さんは聞いてもきただろうし、学んでもきたでしょう。「あれ、なぜこれが輝いているのか?」と私も疑問だったんです。偽我は悪いものと思ってきたし、聞いてもきていたから。
神は「その程度もわからないのか」と、言うんですよ。
本来は本質に至れば完全のみですよ。しかしその偽我があったからこそ、この現象の世界では、良いも悪いも体験・経験を積みながら、成長、輝いていくんですよ、この世界では。

たとえば、あなたがその浮気をしているその方を悪者と見ているとする。(その方は)今生のその体験・経験を乗り越えれば、来生は輝いて出てきます。その偽我があったからこそ、その浮気も体験できるし、不倫も体験できるし、結婚も体験するし、また離婚も体験します。すべての体験・経験は成長、輝くための手段にしかすぎないんです。

なぜ、それをあなた自身が「これは良い」「これは悪い」を、決める権利があるのかと言うんですよ。で、あなたが決められるかと言うんです。
すべて神の図面の中に置かれているんです。 

あなたがこの方は悪者、この方は良いと決めるなら、あなたは神よりも偉いということですよ。
私はいつも何と言っていますか?

「我、何人も裁かず」
と言っているんですよ。

これは裁いているということですよ。
だから、あなたは苦しみますよ、常に常に。  
あなた自身が変わらぬかぎり。
あなた自身を変えぬかぎり。

必ず観ますよ。あなたがこのコンピューターを開けるようになったならば。もう何百人、何千名かもしれない。何万という人生の過去ですから。で、その自分を観せられたときどう思うのかですよ。
「私もこういう間違いを体験、経験を通してここまで成長してきたのか」と愛おしく思いますよ。   

だから、心が一人一人この境地であるならば、誰が間違いをおかしましょうか。偽我という偽我があったればこそ、我々はさまざまな体験・経験で成長、輝いてきたんです。

あなたが裁けるものなんて一点一物もないことを知ることです。
神だってその方を裁いていないですよ。
常に慈悲の心で、愛の心、愛心で、慈悲心で、常に見守って成長、輝いてもらいたい、本質の世界へ帰ってもらいたいという慈悲の心ですよ。

我々は何人も裁きません。
変えるとするなら浮気をしている方を変えようではなく、己自身が、そう思い、そう見る、そう感じる己を変えることですよ。

あなたは幾転生という過去には乗り越えてきているから、あなたは今生それをやらない。で、やらない自分を正しいと思っているんですよ。大きな間違いですよ。
その方は、どうしてもこの体験・経験を乗り越えることができぬかぎりは、成長がないからやっているんですよ。

だから、あなたの観念・概念で、それをもし止めきれたとして、止めたとするなら、来生、来来生とまたその体験をしますよ。  
本当に自分自身が納得できないかぎりは続きますよ。自分が宿題をこなさないぎりは。 

ということは、あなたの観念や概念、偽我によってその方は妨げられて、その宿題が来生に延びたということですよ。
今生で本当は終わるべきだったのが、ただ観念・概念でうわべで止めたがゆえに来生、来来生と持ち越しますよ。

自分が変わっていないがゆえに美しく見えないんですよ。己が変わったならすべては美しく見えますよ。

すべては美しき天使たち
無限に飛び立つ美しき天使たち

皆さんの一声一声が天使のささやきですよ。
皆さんのたとえ浮気であろうが不倫であろうが、天使の表現にしか観えないんです。

幾転生という人生の旅は、その偽我があったればこそ、良きも、悪きも、喜びも、苦しみも、すべての体験・経験を乗り越えて〝今‘’があるんです。

2021年11月4日平和への道 琉球
『慈愛に満ちた心は神殿である』より

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