出会いという重要性
一昔前は「ネットで人と出会うなんて危ない!」なんて考えが一般的ではあったのに、今ではマッチングアプリの普及から「恋人が欲しければマッチングアプリやればいいじゃん」なんて価値観が今では当然のように感じる。
ただこれ、"簡単に出会える"が先行し過ぎて本来の"人に信頼信用を抱くまでの流れ"をスルーしていることに全く気づけていない人が殆ど。
学生時代を思い出して欲しい。
入学早々「あの人良いな」と感じて一目惚れしたこともあるだろう。
一学期を終えてようやく心の余裕や一緒に時を過ごした結果「あの人に私は恋してるのかも?」なんて経験もあったはず。
では何故そこで人を好きになれたのか?
・収入学歴という土俵がそもそも同じ立ち位置という事実にすら気づかないほど他人をフラットに見れる姿勢
・同じ時を過ごした結果ひととなりを深く知ることが出来そこから異性としての魅力や恋心がゆっくり芽生えた
上記2点があったからこそ、人を好きになることにハードルを感じることが無かったように思う。
しかし、マッチングアプリでは年齢も収入も立ち位置も違う赤の他人をプロフィールと何枚かの写真で選定し、「この人なら会ってみたいかも」というたったひとつの感情のみで会うことになる。
更に、初見から"恋人という関係性を希望"という視点で会うことになるのだから、「私はこの人を好きになれるのか?」という視点で見ることになり、ハードルがバカ高くなっている事実を理解する必要がある。
出会いも数打ちゃ当たるなんてのは大きな間違い。
そもそも出会いを"インスタント化"したということは、それだけ"人を選べる"ことになる。
それが何を意味するのか?
要は、そこら辺にいるモブでは太刀打ち出来ない世界線ということ。
・何かコンテンツを生み出せるほどの魅力がある
・男が好きそうな要素がある
・愛され上手である
これらを持ってしてやっと価値を感じてもらい選ばれるのがマッチングアプリである。
言い方は厳しいかもしれないが、元々は恋愛弱者ではなく強者のためのコンテンツと言っても過言ではない。
簡単に会えるという要素に旨味を感じても中々良い出会いに結びつかないという理由がここまで読んで理解出来たと思う。
なので、マッチングアプリを利用するならその道のプロにアドバイスを受ける(有料)ことが必須だと思っていた方がいい。
安いもの、簡単なものには必ず落とし穴がある。
自己流でマッチングアプリをこなすというのは物凄く非効率ということを理解し、そもそもハードなコンテンツであると理解して向き合い方を変えれば今までよりは疲弊せず利用出来るとは思う。