仮想空間で初デートにマックを提案する男と喧嘩してきた。
🐈「なんで初デートにマック提案したの?」
🍔「え?なんでって俺が美味しいと思ってるからに決まってんじゃん。予約も取らず気軽に入れるし。初めてなんだからそれぐらいが丁度いいでしょ。」
🐈「じゃあ聞くが、彼女がお前の誕生日にさつまいも🍠1つポンと目の前に出されたらどう思う?」
🍔「は?さつまいも🍠?そりゃ怒るでしょ。彼氏の誕生日にさつまいもは舐め過ぎww彼氏に対して失礼でしょ。」
🐈「え?なんで?彼女はさつまいもを何よりも愛してるし美味しいと感じてるんだよ。彼氏であるお前にこの味を共感してもらいたい。その想いでさつまいもを買ってきてお前に渡したと理由聞いたら納得する?」
🍔「するわけないだろww美味しいからなんて理由で誕生日に渡されたら流石にモヤるだろ。一般的に考えて彼氏を想う気持ちが足りない」
🐈「そうだろ。自分で分かってんじゃん。」
🍔「は?なにが?」
🐈「お前は自分の匙加減で関係性がまだ成り立っていないなんならこれから評価を高めて選んでもらわなきゃいけない立場にも関わらず、予約せずに入れる気軽なファーストフード店を"美味しいから"なんて理由で選んだんだよ。彼女がお前にさつまいも🍠1つ渡したこととなんの差がある?」
🍔「…」
🐈「100歩譲って初デートにマックが許される例として、マッチし互いのやり取りの中でマックネタで盛り上がった結果での"緊張を和らげるために互いの共通ネタがある気軽なマックデート"を提案する流れ。これが許される理由が分かるか?」
🍔「マックが美味いからだろ」
🐈「違う。学生がたわいもない話で盛り上がるような安上がりの店に連れていこうと思われるようなバカにされた感を抱かなくて済むからだ。バカにされたなんて思わなくともマックで良しとされる2人の関係性がそこに出来上がっているからだ。恋愛も友情も仕事も新規と関わるなら先ずは相手の心の扉を開けることが何よりも重要なんだよ。一方的な"俺が美味いと思うから"なんて小学生みたいな思考でマックを提案したら相手の心は開かないどころか閉めて鍵かけるだろ」
🍔「俺はその"マックが安上がり"という価値観が嫌いなんだよ。恋愛婚活界隈で"男が奢って当たり前"みたいな風習だろ?その風習を取っ払うためにも"俺が好きで愛してやまないマック"を提案しただけの話。その価値観を理解してくれないのならこっちから願い下げなんだよ」
🐈「本当にアホなんだな。お前友達いないだろ?相手に寄り添う前に"俺を理解してほしい分かってほしい"なんて吐いてる奴にお前は興味を持てるのか?なんならこれからパートナーになるであろう異性に対して敵視してどうする?奢って当たり前なんて風習は女性がそうしたいから仕組んだ風習ではなく、カッコつけたい自分が選ばれる率を上げたいと思う層が行い続けた風習なんだよ。だからお前の敵はカッコつけたい男であり、女性ではない。そもそもその敵から"女性に選ばれるコツ"を学ばなければならない。分かるか?お前は現時点で恋愛婚活の成功率を上げるどころかしょうもない賞味期限がとっくに切れた昔っから背負ってるプライドで自らの値打ちを下げてんだよ。そんなものを恋愛婚活界隈に持ち込むな。もっと身軽になり、異性に心を開け。新規向けの異性と2人きりになる丁度良いお店が分からないならネットでキーワード検索すれば最低限の合格ラインぐらいは出てくる。その"不器用でも一生懸命相手を想いながら店を検索した時間"がお前の魅力を上げる結果となり、相手の心の鍵を開ける行為に繋がるんだよ。自分が選べる立ち位置なんて思うな。異性を敵視するな。俺は選ばれるための努力をそれなりにしなければならないと思え。その気持ちが本当の意味で芽生えたのなら、マックでの初デートは大きな間違いだと気付けるはずだから」
🍔「じゃあ大戸屋は?」
🐈「行きつけという選択肢を先ず外せ」