コロナ禍の花嫁

今年挙式予定です。
コロナが始まる前に素敵な式場と出会って、一目ぼれに近い形で予約しました。
この時点で10万円支払っています。キャンセルすれば帰ってきません。

しばらくして、コロナが大流行しました。
全国に先駆けて、北海道は大変でした。

しばらくして、落ち着きました。
毎日小さな数値ですが、コロナ患者数は出ています。

新しい生活様式を取り入れ、結婚式も執り行う予定でした。
友人は呼ばずにオンライン配信、親戚も呼ぶ人数をぐっと絞って招待するつもりでした。

最近、コロナを身近で感じました。

もしかしたら、私がコロナの菌を持っているかもしれない。

本来であれば、式は延期すべきです。落ち着く目安に３年なら、３年後までに延ばすべきです。
３年待てる方なら、そうするべきです。

しかし、結婚式終わったら、子ども欲しいな、と思っていました。
3年待ったら、3年分の年をとります。
まだまだ妊娠出産ができる年ではありますが、もしかしたらできなくなるかもしれません。

何よりも、私の結婚式を一番楽しみにしてくれているのが母。
父は私の花嫁姿を見ずに早くに亡くなってしまったため、母には絶対に見せたい。
結婚式の資金も、十分すぎるくらい貯めていてくれました。
私の母のために結婚式をするといっても過言ではありません。

でも、母がコロナになったら、きっと重症化します。
結婚式をすることで、私から母にコロナを移してしまったら、
私の結婚式が原因で母が亡くなってしまったら、私は結婚式をしたことを永遠に後悔します。

延期して、母がそれまで元気でいてくれるなら、コロナが落ち着いてから結婚式をしたい。
仮に１年延期したところで、母は元気で居てくれるのでしょうか。
父のように亡くなってしまって、花嫁姿を見せられないのでは…。
そうなってしまったら、私はやっぱり後悔します。

大切な親族を危険に晒したくない気持ちと、
最大の親孝行をしたい気持ちと、揺らいでいます。

誰かに相談したいけど、でも誰も正しい結論が出せないでしょう。

もうどうしていいかわかりません。

芸能人が、次々とコロナになる。

政府は、旅行へ行けと言う。

毎日コロナ患者の数値が発表される。

閉店していたお店が、次々と開いていく。

コロナのワクチンが出来るといいます。
来年の前半、国民の全員分確保すると。
そのワクチン、本当に効くのでしょうか。
インフルエンザのワクチンのように、打っても打たなくても変わらない、と言われるものではないのでしょうか。
新しいワクチンですが、副作用はないのでしょうか。

もうわかりません。