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t0m0y0
猫の集会。
日が沈みかけ、涼しくなってきた夕方。
のんびり散歩をしながら音楽を聴いていた。
路地に入ったところから視線を感じて
そちらに目を向けたら猫がいた。
祀られているお地蔵さまの周りに6匹の猫。
こちらを見ている猫もいれば
私に背を向けて、寝転んでいる猫もいる。
私が視線に気付き、そちらに体を向けたら
半分の猫はビックリして、何処かへ
行ってしまった。そして残った猫は
依然として、こちらをじっと見ていた。
堂々とした白黒の猫は、全く動じない。
子猫は奥の物陰から私を覗き込んでいた。
猫の集会に招かれざる客が1人。
お邪魔しました、驚かせてごめんなさい。
そう心のなかで呟き、その場をあとにした。