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中学剣道部を都大会で入賞させる方法

自分がスター選手であることと、指導者として実績を出すことは、必ずしも相関しません。

先生はすごい人なのに、指導している部はパッとしない

なんていうことはよくありませんか?というより、常に同じ学校が上位を占めることからも、その方が多いのではないでしょうか。

新しい指導者が入った事で、今まで無名校だった学校が上位に名を連ねるということは事実としてあります。

残念ながら、剣道界では、有益な情報共有されるのに時間がかかるわけです。もったいない。

わたしが指導をした剣道部は公立のため、スポーツ特待生などはありません。恵まれている点は、近くに町道場はあったこと、武道場があった事です。それまでの戦績としては、当時、市の大会で入賞がちらほら、といった具合でした。

道場に足を踏み入れた初日、まず、はじめの印象は
「漠然とただやってるだけ」という空気感がありました。それもそうです、顧問が未経験者だったのですから。
挨拶や黙想、素振り、打ち込みなどのあらゆる点でこれは勝てなくても納得という感覚がありました。

そこでわたしは、自分の経験に加え、書籍やインターネット、師範からのアドバイスをもとに子供たちを鍛えていきました。

そこで、わかった、上手にさせるコツがあったのです。

大きく分けて3つ

1つ目は、基本

2つ目は、裏をかく

3つ目は、相手より先に

極めると奥深くもなりますが、中学生で教えるべきレベルを割り切りました。

それは「高校から先で活躍できるための土台を作ること」

先を見据えての指導が必要だという理念があったのです。

早速具体的な指導法を解説しましょう。

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