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プレイバック にじさんじ甲子園2020~にじさんじ農業編~

はじめに

かなり遅ればせながら、にじさんじ甲子園2020を見終わった。もともとあまりvtuber自体に詳しくなく、どちらかというと「面白そうなパワプロの企画」をやっているなというきっかけで見始めた。

だが、観戦を続けるうちに、野球の面白さはもちろん、にじさんじというグループへの興味が沸いているのに気づいた。

それぞれのパーソナリティが魅力的なのはもちろん、他のライバーとの絡みや関係性で色んな一面を楽しめるというのが、にじさんじの醍醐味なのではと素人ながら考えている。

また、バーチャルな存在であるはずなのに、実写(?)のyoutuber達よりもむしろ人間臭いなという印象を受けた。野暮な考察だが、キャラという仮面があるからこそ、自分の本音をさらけ出せるのだろうか。

野球自体も面白い試合ばかりだった。一進一退の攻防や、鮮やかな逆転劇が多く、どれも目が離せない。

さて、野球はどっちが勝つのかハラハラしながら見ている瞬間はもちろん楽しい。しかしそれと同じくらい、後日に成績や試合展開を見返すのも楽しいものだ

今回、全9試合をスコアブックをつけながら観戦していた。おおよそのデータは揃っているので一校ずつ振り返っていきたいと思う。今回は「にじさんじ農業編」だ。こうやって、各選手の打率や防御率をみながらニヤニヤする楽しみを共有したい。

一応、断っておくが今大会の結果のネタバレを含むので、それでもかまわない方だけ読み進めてほしい。

にじさんじ農業 基本データ

監督:舞元啓介

ベストオーダー

1 中 叶
2 一 鈴原
3 捕 雨森
4 右 葛葉
5 三 レヴィ
6 左 ロア
7 二 葉山
8 遊 ニュイ
9 投 不破

ベンチ入り野手
シスタークレア、ルイス、飛鳥、北大路、りつきん

リリーフ
星川、雪城、田角

戦績

順位:3位
チーム打率:.431
チーム防御率:5.82

チーム寸評
飛びぬけた能力の選手はいないもののの、投手・野手ともにバランスのとれたチーム。長打力のある鈴原を2番で起用しているのが、最近の野球界のトレンドを踏まえているなと感じた。

各選手成績


まずはざっと成績を一覧で表示する

野手成績

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投手成績

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それでは一人ひとり詳しく見ていきたい。

野手陣

 (センター 打率 .357 出塁率.357 3得点 OPS .714)

にじ農のリードオフマン。3試合中2試合で初回に出塁し、見事先制のホームを踏んだ。守備でもセンターとして堅実なプレーが見受けられた。ちなみに今大会初安打を放ったのもこの選手。

鈴原るる(ファースト 打率.417 1HR 4打点 OPS 1.25)

にじ農屈指の長打力を誇るスラッガー。クリーンアップではなく2番で起用されているのは、恐らくチャンスに弱いという欠点があるため。
大会初戦のヘルエスタ戦では、初回の先制ツーランを含む5打数4安打4打点と大暴れ。先発アンジュを早々とマウンドから引きずり下ろした。

雨森小夜(キャッチャー 打率.500 1打点 OPS 1.00)

キャッチャーAを持つにじ農の頼れる正捕手。打順も3番を任されており、長打はないものの打率は.500。ポイントゲッターの4番葛葉に繋げる役割を全うした。

葛葉(ライト 打率.583 1HR 3打点 OPS1.666)

ドラフト会議にて1位指名された4番打者。他チームの主軸と比べると、やや非力な印象があるが、チャンスAを武器に安打を量産。つなぎの4番としてチームに大きく貢献。聖シャープネス戦では7回に貴重な同点タイムリーを放った。

レヴィ・エリファ(サード 打率.545 1打点 OPS 1.272)

世にも珍しい左投げのサード。投手からコンバートされたらしい。見ている限りだと、左利きがハンデになっている場面は見受けられなかった。
打撃でも.545と葛葉に次ぐハイアベレージを残す。聖シャープネス戦では初回に先制タイムリーを放った。

夢月ロア(レフト 打率.400 2打点 OPS 0.835)

1年生ながらシュアなバッティングが光る外野手。聖シャープネス戦では8回に先頭バッターとして出塁。その後、決勝点のホームを踏んだ。
本職はキャッチャーながら、外野の守備も無難にこなしていた。

葉山舞鈴(セカンド 打率.273 1犠打 1得点)

攻守ともにそつのない能力の内野手。守備を無難にこなし、バントなどの小技もきっちりできるいぶし銀の選手。地味ではあるがチームに欠かすことのできない存在。

ニュイ・ソシエール(ショート 打率.545 1打点 2得点)

全ての試合で複数出塁。ニュイが出て9番が送り、上位が返すという得点パターンが見受けられた。範囲の広いショートの守備も印象的。

赤羽葉子(代打 打率.500 1犠打 1併殺)

全試合で代打として起用されたにじ農の切り札。ヘルエスタ戦では、好投を続けていた先発の不破の代打で登場。追加点となるタイムリーを放ち勝利に大きく貢献した。
しかし、VR関西戦では無死1・2塁のチャンスで痛恨のゲッツー。聖シャープネス戦では監督の意向に反し、バントを決行するなどのちぐはぐさも目立った。
どちらにせよ、わずか3打席ながら強烈なインパクトを残し、大会の取れ高に大きく貢献したのは間違いない。

シスタークレア(代打 打率0.00)

VR関西戦で代打起用。キャッチャーフライに倒れる。
出場はこの1打席のみだが、特殊能力ムード○でチームを陰ながら支える癒し枠。ミート、パワーともにDと能力としてもそこまで悪くない。

ルイス・キャミ―(代走 1得点)

ヘルエスタ戦で、赤羽の代走として出場。鈴原が外野を抜ける打球を放つと、走力Aを生かし一塁から一気に生還。4点目のホームを踏んだ。


投手陣

不破湊(先発 防御率 5.68 イニング12 2/3 10奪三振)

全試合に先発したにじ農のエース。VR関西の打線には3回4失点と打ち込まれたものの、ヘルエスタ戦では3回1失点、聖シャープネス戦では6 2/3を3失点と先発として試合を作った。

余談だが、あんなフワフワしたキャラだとは思わなかった。クールな見た目とのギャップが面白く、つい切り抜き動画を漁ってしまう。


星川サラ(リリーフ 防御率5.68 4 2/3イニング 6奪三振)

にじ農のリリーフエース。最速156km/hの速球を誇る、右の本格派投手。聖シャープネス戦では同点の8回にマウンドに上がり、2回を無失点。チームの勝ち越しタイムリーを呼び込んだ。
監督の静止を振り切り、負担の大きいナックルを多投し、スタミナを消耗してしまうのが玉に瑕。

田角陸(リリーフ 防御率6.00 3イニング 3奪三振)

2試合に登板した右のアンダースロー。ヘルエスタ戦では、2 1/3を無失点という快投を見せ勝利に大きく貢献。不破を早い回におろすという作戦が取れたのも、彼の存在が大きいのではないだろうか。


雪城眞尋(リリーフ 防御率0.00 1 1/3イニング)

2試合にリリーフ登板した投手。威圧感と大きなカーブを武器に、短いイニングながら失点を許さなかった。ワンポイント的な登板がメイン。不破の後を受けて登板、体制を整えて代打を送られ、星川が長いイニングを投げるという場面が目立った。


終わりに

一校だけでも、かなりの分量になってしまった。ただ、自分も楽しみながら書けるのでそこまで苦ではない。駿は過ぎてしまったが残りの5校も随時書いていきたい。最後には、ベストナインを決めたりもしたいと思う。


最後まで読んでいただきありがとうございました。













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