中立進化説
進化論の考え方のひとつ。1968年、木村資生により提唱された進化に関する学説。 遺伝子(DNA)の塩基配列の突然変異は、遺伝子の種類や場所にかかわらず一定の頻度で生じると考える。
中立進化論の考え方にもとづけば、生物の進化は以下のようなプロセスになると考えられる。
生育環境が良く、多くの個体が生まれる中で、確率論として、遺伝子変異が多く起こり多様な生物が生まれる
あるタイミングで生育環境に劇的な変化が起こる
劇的な変化の中で、多くの種は絶滅してしまう。しかし、環境変化に適応することができた種だけが生き残ることができる。結果から見ると、環境に適用した種だけが生き残っているように見える。
ようは、いい環境でたくさんの個体が生まれて、その中で「偶然」環境変化に対応できた種だけ生き残ることができて、その繰り返しが進化の歴史なのである。
この考え方は、アイデアを生み出す時にも適用できる。
リラックスして、心理的安全性が高い状況で、仲間と楽しみながら、様々なアイデアを生み出す。そして、その生み出されたアイデアは、すぐに使えないかもしれないが、いつか来る大きな環境変化の時に、自分を救うことになる。
一度考えたアイデアは意外と忘れない。なので、自分の生活環境がいい時に、色々と物思いにふけつつ、様々なアイデア、自分の可能性を考えることは非常に重要なことだと思う。
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