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中立進化説

進化論の考え方のひとつ。1968年、木村資生により提唱された進化に関する学説。 遺伝子(DNA)の塩基配列の突然変異は、遺伝子の種類や場所にかかわらず一定の頻度で生じると考える。

中立進化説
木村資生が唱えた分子進化の理論。たんぱく質や核酸に見られる突然変異の多くは、適応上特に有利でも不利でもなく、そうした中立突然変異が遺伝的浮動を通じて集団内に固定されることによって分子進化が起こるという説。当初、自然淘汰万能論の立場をとる正統派進化論者から激しい批判を受けたが、その後、多くの証拠が集まり、中立的な突然変異による分子進化は事実として広く認められている。

Wikipedia

中立進化論の考え方にもとづけば、生物の進化は以下のようなプロセスになると考えられる。

  1. 生育環境が良く、多くの個体が生まれる中で、確率論として、遺伝子変異が多く起こり多様な生物が生まれる

  2. あるタイミングで生育環境に劇的な変化が起こる

  3. 劇的な変化の中で、多くの種は絶滅してしまう。しかし、環境変化に適応することができた種だけが生き残ることができる。結果から見ると、環境に適用した種だけが生き残っているように見える。

ようは、いい環境でたくさんの個体が生まれて、その中で「偶然」環境変化に対応できた種だけ生き残ることができて、その繰り返しが進化の歴史なのである。

この考え方は、アイデアを生み出す時にも適用できる。
リラックスして、心理的安全性が高い状況で、仲間と楽しみながら、様々なアイデアを生み出す。そして、その生み出されたアイデアは、すぐに使えないかもしれないが、いつか来る大きな環境変化の時に、自分を救うことになる。

一度考えたアイデアは意外と忘れない。なので、自分の生活環境がいい時に、色々と物思いにふけつつ、様々なアイデア、自分の可能性を考えることは非常に重要なことだと思う。

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