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論文マラソン26 村田隆志「近代南画の巨星 田能村直入の生涯とその功業」

こんばんは。おつかれさまです。今日の論文は、村田隆志さんの「近代南画の巨星 田能村直入の生涯とその功業」(『国際研究論叢』36(3)、2023年)です。

目次構成:
Ⅰ.はじめに
Ⅱ.田能村直入の学画時代
 1.生誕と幼時、田能村竹田への師事
 2.直入の芸術と「我意」ー富岡鉄斎との比較を通じて
 3.田能村小虎の誕生ー号に竹田が託したもの
 4.田能村直入と田能村姓ー竹田は直入を養子としたのか
 5.中斎大塩平八郎への入門と、両師との永別
Ⅲ.田能村直入の大阪での日々ー画家としての本格的出発と活動
 1.大坂再訪と堺での日々
 2.千画会の偉業
 3.大坂での日々ーさらなる研鑽
 4.健腕による多数制作の時代ー五百羅漢像の制作
 5.青湾碑の建立と青湾茶会の挙行
 6.寝屋川・萱島での日々ー百楳圃の風流
 7.岡藩士としての昇進と「直入」の改号
Ⅳ.田能村直入の京都時代
 1.京都移住と再婚、地方遊歴と御前揮毫
 2.京都府画学校の建議
 3.中国地方遊歴と画学校開校、摂理就任
 4.初の東日本行と大蔵省への建白
 5.南宗画学校の開校
 6.画神祭と画神碑ー「画神」の意味
 7.黄檗獅子林院の復興
 8.洛東若王子での日々ー「画神堂」の時代
 9.直入の長寿自祝となお続く精励
 10.最期の遊歴ー92歳の大旅行
 11.最期の多数制作、7000枚の「萬々歳」
 12.直入の逝去ー巨星の大往生
Ⅴ.おわりにー直入研究の今日的意義

章立てが多いので、流れが大体わかると思いますが、直入の生涯がわかりやすく、まとめられています。画号の由来とか面白いです。顧愷之に因んでいるんですね。
京都府画学校摂理としてばかり注目してしまっていましたが、それはほんの一部なんだとわかります。

38分

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