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論文メモ4 田所夏子「忘れられた芸術家村ヴェトゥイユ―日本人画家たちのコロニー」

こんばんは。なんとか4つ目行きました。
今日の論文は、田所夏子さんの「忘れられた芸術家村ヴェトゥイユ―日本人画家たちのコロニー」(『セーヌの流れに沿って』石橋財団ブリヂストン美術館ほか、2010年)です。

目次構成:
日本人画家たちの訪れた代表的な写生地
モネとヴェトゥイユ
ヴェトゥイユを訪問した日本人
オテル・シュヴァル・ブラン
日本におけるヴェトゥイユ紹介例
シテ・ファルギエールの住人たち
ヴェトゥイユ訪問者のモネ受容

日本画だと土田麦僊が渡欧してヴェトゥイユに滞在したことが知られていますが、1910〜20年代の渡欧した日本人画家たちの多くが、ヴェトゥイユを訪れていたのですね。
初めは安井曾太郎だそうです。1912年4月訪問。
そして、皆、オテル・シュヴァル・ブラン(「白馬ホテル」)に泊まるのだとか。
ヴェトゥイユはモネゆかりの地という認識で足を運んだようですが、訪れた画家皆がモネの影響を示しているわけではなく、印象派ゆかりの写生地として題材を選んでいたようです。アルジャントゥイユとかには日本人画家があまり訪れていないというのも不思議ですね。

18分


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