見出し画像

わたしを作った展覧会5選

Twitterで、#わたしを作った展覧会5選というのがあったので、5つ選んでみました。

と書いたのですが、ここにその詳細を少し書きましょう。

①白馬会展(ブリヂストン美術館) 1996年
は、私に卒論テーマを与えてくれた展覧会です。この展覧会に展示されていた黒田清輝の《昔語り》下絵群に興味を持って、卒業論文を書きました。

②近代日本美術の軌跡展(東京国立博物館) 1998年
は、修論で洋画から日本画に研究対象を変え、日本美術院の横山大観等に興味を持つようになったきっかけとなった展覧会でもあります。

①②の展覧会図録は、今でも私のバイブルです。

③日展100年展(国立新美術館) 2007年
これは、見た展覧会ではなく、私の作った展覧会の一つ。私が初めて作った展覧会で、官展系画家(京都含む)に興味を深めるきっかけになりました。

④小川千甕展(福島県立美術館ほか) 2015年
これは、私も企画に参加した展覧会なのですが、この展覧会で初めて未だ評価されていない画家を紹介する醍醐味を味わった気がします。

⑤木島櫻谷展(泉屋博古館との3館連携企画) 2018年
泉屋さんの木島櫻谷展、櫻谷文庫さんの展示と併せて、うちの小企画展示で所蔵の木島櫻谷を展示する提案をしました。京都新聞さんが連携チラシなども作ってくれ、思った以上に盛り上がる。大規模展示ができない未だ評価されざる画家でも、連携することで盛り上げられることを確認しました。芸術新潮さんに櫻谷を売り込みに行ったりもしたり。。。

番外:蘇る!孤高の神絵師 渡辺省亭(加島美術) 2017年
こちらは、ボランティアとして参加した展示企画。表にはほとんど出なかったけど、裏で暗躍。具体的には、今をときめく大物日本画研究者の先生方に声を掛けて巻き込んだり、本に作品解説書いたり、加島美術での展示にあわせて都内の博物館・美術館で省亭の作品を展示してもらう連携企画したり、シンポジウムの司会したり、明治美術学会で展示を紹介する発表したりしました。
これも貴重な経験となりました。これで、連携企画にハマったってのもある。
でも、この活動、ほとんど知られてないんだよな。

今日は、疲れているので、この辺りまで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?