決算ウォッチ JRC
JRC
[企業概要]
コンベヤ部品メーカー。ベルトコンベヤ部品の国内シェアは50%以上。
ロボットSI事業は「ALFIS」ロボットシステムを提供。
パレットの積み下ろしの自動化など。
[決算概要]
2Q単体の売上は前期比7.3%増、営利は31.5%増。
もっとも利益面での計画比の達成率は94.2%。
進捗率の見た目も悪く、決算の評価は人によって異なるかも。
コンベヤ部品事業は好調で過去最高の売上。
受注残高は1Q比で減少しているが、なお高水準。
一方、ロボットSI事業は売上大幅減。期ズレがあったとのこと。
売上減、M&A費用計上で赤字。
ロボットSI事業は過去推移を見ても、期によって売上の幅が大きい。
受注残は1Qの7億強から2Qでは10億強まで積み増しているので、
今後の売上に期待できるか。
全体では仕掛品が1Qの5.6億から2Qで7.7億と増えていたり、
受注残も豊富に残っていることから、今後、いい数字は出そう。
また、今期行った5件のM&Aのうち、3件が4QからPLに組み込まれるのも追い風。
ちなみに、来期は今期のM&Aがフルに乗ってくるとすると、
売上で33.3億(31%)、営利で5.9億(37.8%)の業績寄与になる。
[事業の特徴]
ベルトコンベヤ事業の86%は消耗品などのリカーリング売上なので、安定的。
ロボットSI事業はかなりの高成長。