ネイチャーハイクは侮れない
引き続きキャンプ用のサブテントを探している。その中で一点、以前に述べていたことを訂正したい。
「ネイチャーハイクでキャンプのテンションを保てるだろうか」などとクソ生意気なことをほざいていたが、僕はネイチャーハイク様のことを何もわかっていなかった。調べれば調べるほど、ネイチャーハイクのテントの良さを思い知らされた。ネイチャーハイク様、何も知らずに適当に失礼なことをほざいており、すみませんでした。
外観・構造はMSR的
ネイチャーハイクはびっくりするほどたくさんのテントを出している。その中で僕の好みの条件にハマるのは「monger」「star river」の2つだった。なにしろこの2つがめちゃくちゃMSRチックなのだ。
前室の構造的にはエリクサーというよりはハバNXに近い。これで前室部分だけが赤かったら確実に「パクリ」と言われてしまうのだが、このレベルであればギリギリ「オマージュ」と言える。そのあたりにも、確実に丸パクリする中華ブランドが多い中、ネイチャーハイク様のアウトドア野郎としてのプライドを感じる。
しかし、破壊的な値段
驚くのはその価格設定だ。MSRほどのデザイン性・ブランド力はないとしても、このスペックで価格が半額以下というのがものすごい。というのも、まとめていてわかったのだが、中華ブランドにありがちな「安かろう悪かろう」では決して実現できないクオリティなのだ。
とくに、僕がMSRで懸念していた「フライ生地のポリウレタン加工による加水分解」だが、ネイチャーハイクは2万円以下の価格で加水分解が起こりにくい「シリコンコーティング」が施されている。しかも重量も2.1kgと山に持っていけるほど軽い。
MongerとStar Riverの違いは、インナーの形状が前後対象か頭重視なのか、メッシュ多めがいいか少なめがいいかだけだ。素材や大きさ、重さはほぼ同じ。Mongerを冬に使うのは寒そうだが、夏はMonger、冬はStar Riverとふたつ買って使い分けても4万円以下だ。ベンチレーションも2箇所あるし、これからの季節でキャンプをすることを考えるとMongerを先に買うのが正解だが。しかも写真ではMongerのリッジポールの方が長く見えるので、テント内の居住性もMongerの方が良さそうだ。
迷う。あくまでブランドやデザインを重視して高いMSRかNEMOを買うか、ガシガシ使うサブテントなので品質と価格を重視してネイチャーハイクを買うか。しかし、MSRやNEMOの下位モデルだと加水分解が起こって高いのにすぐダメになるという事態につながりかねない。MongerとStar Riverどちらも今ならAmazonでポイントがついて実質17,000円ぐらいで買えてしまう。まじで迷う。ネイチャーハイクにかなり心を動かされている。