天板フルカーボンのミニテーブル noicoyamaico mini carbo2
天板の片面に耐熱プレートを設置することで、プラダンの軽量性は活かしつつアルコールストーブや固形燃料の使用を可能にしたミニテーブル、noicoyamaicoシリーズ。同じニーズをお持ちの方にたくさんご愛顧いただき、誠にありがたい限りです。
しかし同時に、「天板全てにプレートを貼って欲しい」というご要望もいくつかいただいておりました。2つの課題があり、これには私も非常に悩んでおりました。
①重くなる
当然ながら、プレートを増やすとその分重くなります。軽量が売りのnoicoyamaicoなのに、その他の普通のアルミテーブルと同じ重さになってしまったら購入する意味が薄れてしまいます。
②耐熱性
両面プレートでも軽くするためには、より軽い素材で、より薄くする必要があります。しかし、現状よりも薄くしてしまうと耐熱性が損なわれてしまいます。たくさんの素材と薄さで検証したのですが、特にカーボンは熱伝導率がアルミより高く、薄くすればするほどプラダンに直接熱が伝わってしまい、破損してしまいました。
そこで悩んだ結果、「いっそのこと、プラダンにプレートを貼るのでは無く、天板自体を耐熱素材にしてしまえばいいのでは?」という結論に至り、noicoyamaico mini carbo2の開発がはじまりました。
天板はカーボン板でも、スタンドはプラダンにこだわりました。脚がプラダンであるべき理由のひとつは軽量なため、もうひとつは折りたたみ機構です。
スタンドをチタン製にすることも考えましたが、チタンはプラダンのように折り曲げることができませんので、差し込みなどの行程が必要になり、パーツも一体化できませんので、どうしても組み立てが煩雑になってしまいます。「雪山でグローブをしたまま片手でも簡単に組み立てられる」がnoicoyamaicoの裏テーマでもあるため、パーツをカチャカチャさせてしまうのは避けたかったためです。
また、ベーシックサイズでの開発も行いましたが、現状のスタンド構造だと耐荷重性に問題があり、カーボンプレートを厚くしてしまうと重く、高価になってしまうため、まずはミニサイズで販売することにいたしました。
前置きが長くなりましたが、間違いなくnoicoyamaico最高峰の傑作となっておりますので、noicoyamaico mini carbo2、ぜひチェックお願いします‼️
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