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上高地、涸沢カール、奥穂高。

今年も行ってまいりました上高地と涸沢カールと奥穂高岳。去年は帰りに土砂降りに遭いスマホがぶっ壊れたため写真が全て吹っ飛んでしまったのだが今年は無事に写真を持ち帰ることができた。

↓去年のやつ

去年の反省を踏まえ、今年は以下のプランで臨んだ。

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・2021/9/11-深夜バスで上高地バスターミナルへ。
・2021/9/12-涸沢カールまで一気に登り、テン泊
・2021/9/13-早朝に奥穂高にアタックし、そのまま撤収して徳沢でキャンプ
・2021/9/14-徳沢から上高地までぶらり旅をして15:00のバスで帰宅

1日目:上高地バスターミナル〜涸沢カール

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予定通り上高地へ到着。時刻は5:20。さて、ここから始まる!予報は曇りだったがちらりと晴れ間がのぞいててテンションが上がる。

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ザックは山と道のthreeで挑んだ。道すがら結構three使ってる人に多く遭遇して勝手に親近感を覚えた。やっぱテン泊はthreeですよね!

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晴れてるー!河童橋!!久々!!!感動!!!
時間はたっぷりあるのでゆっくりと景色を楽しみながら歩く。

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小梨平キャンプ場を通り抜けていく。めっちゃくちゃ良い。今回は泊まらなかったが、次は小梨平に泊まってみたい。

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50分で明神。明神池には帰りに寄るので行きはスルー。

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明神から40分ほどで徳沢。ここも翌日に泊まるのでスルー。ひっそりとたたずむキャンプ場がめちゃくちゃいいんだよなあ。

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徳沢から50分で横尾。ここまで完璧に予定通り。時刻はまだ8時だ!ここまではずっと平坦な道が続いたが、横尾大橋を渡るとようやく少し登山ぽくなる。

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屏風岩を大きく迂回していく。何度見てもダイナミックでかっこいい屏風岩!隙間の洞穴にモロの一族が住んでそうな巨大な岩だ。

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横尾から1時間で本谷橋。本谷橋を渡るとようやく本当の登山が始まる。登山が始まるまで3時間半って笑 ウォーミングアップ長過ぎ。

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本谷橋から1時間でSガレ。さすがにテン泊装備を背負って4時間歩くとバテてくる。かなりキツくなってきたがSガレを越えたらもうすぐで涸沢カールだ。

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文字通り、S字のガレ場の上りが延々と続くSガレ。このまま二度と終わらないんじゃないかというぐらい続く。

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もうちょいだ。。。涸沢カールが見えてきた。。。もうちょい。。。!

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この涸沢小屋と涸沢ヒュッテ分岐の看板が見えたらもう着いたようなもの!もうすぐそこ!

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と、言いながらすぐに現れるこの長い道のり。ここで結構心が折れるんだよな。

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しかし、最後の坂を登って、この看板が見えたら今度こそゴール!

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ついたー!!!長かった!!ちょうど5時間でゴール!!遠い道のりだったが、まだ時間は午前11時。無限に時間があるような気がして開放感がやばい。

ソッコーでビールを飲みたいところだが、まずは我が家を確保する。コロナ対策で去年から、受付は事後申告制になった。テントは着いたら自由に先に張ってよく、15:30から受付が開始となり、そこでお金を払う。幕張料2000円+パネル代500円。チェックアウトの時間は決まっておらず、「翌日中に撤収してくれたらOK」というおおらかさ。デポして奥穂高アタックするので助かる。

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パネルを借り、そそくさとテントを貼る。テントはNEMOのtani2P。広くて小さくて軽い、テン泊にうってつけの山岳テントだ。涸沢でも徳沢でもNEMOかぶり、taniかぶりが結構あって嬉しかった。やっぱ山にはNEMOですよね!テントかぶりを嫌う人もいるが、自分と同じ道具の良さをわかる人がいるという仲間意識が芽生えて僕はむしろ嬉しい。

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岩場につきペグが打てないので、岩を集めてペグを挟んで固定する。

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ガイラインは大きめの岩にくくりつける。夜は風が強くなるので、ガイラインは必須だ。

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あっという間に建ちましましたマイハウス!後は夜まで自由だ!電波も全く繋がらないし、ぼーっと景色を眺めながらビールを飲むしかやることがない。最高じゃねーか。

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前回来た時この看板なかったな。1ヶ月半で4人も死んでるのか。コロナより死亡率高いんじゃないか?明日は我が身と身が引き締まる。余談だがこの看板の真ん前にテントを張ってしまったのだが、この看板、夜にしばらく電気がついて光っていて、明るくて寝られなかった。トイレも道も近くていいんだけど、看板が明るいというのは全くの盲点だった。せめてアイマスクを持ってくるべきだった。次回泊まるときは気をつけよう。

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涸沢槍からタヌキ岩まで、絵を見ながら実際の景色と照らし合わせて遊ぶ。

そんなこんなで日が暮れます。

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2日目:奥穂高ピストン〜徳沢

翌朝は5時に起きた。まあまあ寝られたが、ウルトラライトダウン+夏用シュラフ+MURACOタイベックシュラフカバーでも少し寒かった。甘く見てた。ここはちゃんと冬用シュラフを持ってくるか、寒かったのは足ではなく肩だったので、フリースでも良かったかもしれない。

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残念ながら曇りにつきモルゲンロートは見られなかった。フリーズドライで朝食を済ませ、最低限の荷物だけ持って6時に出発。

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涸沢小屋を通り過ぎて、ザイテングラードを目指す。

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次第に晴れてきてテンションが上がる。振り返ると涸沢ヒュッテがあんなに小さい!徐々に遠ざかる涸沢ヒュッテに感動する上り。

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1時間半で穂高岳山荘。めちゃくちゃ晴れてきた!さて、ここからが今回の旅のクライマックスの奥穂高アタック。気を引き締めてハシゴを登る。

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槍ヶ岳&ジャンダルム!徐々に露わになる穂高連峰に感動。少し風が強いが、寒くなく天気も最高だ!

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見えた!奥穂高山頂!

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涸沢カールから2時間ちょいで奥穂高山頂。難所の連続だったから永遠に感じたが、着いてみると意外と短かった。そして山頂からの景色がさいこうすぎて語彙力を失う。

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ひととおり景色を堪能したら下山する。山頂は狭くて危ないけど割と混み合うので写真を撮ったらそそくさと降りるのが良い。しかしコミュ障が発動して後ろの人に「写真撮ってもらえますか」が言えなかった。人から頼まれて撮るのは全然平気なのだが知らない人に何かを頼むのが苦手すぎる。まあ別に自分の写真が欲しいわけじゃないから別に良いんだ。別に。。。

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ザイテングラードをピストンして涸沢小屋でお昼ご飯。スタミナ豚丼がめちゃくちゃ美味かったな。ハーフボトルのワインも売っていて物販が充実してる。涸沢小屋、いいな。

余談だが、上高地や涸沢は長野県のため普通にお酒が買えたが、穂高岳山荘は岐阜県で、緊急事態宣言中のためお酒が買えなかった。正直、県境にこたわらずにどちらかに合わせた方がいいと思った。

涸沢カールが名残惜しいが飯を食ったらさっさと撤収する。今日は明るいうちに徳沢まで降りねばならないのであまりのんびりもしてられないのだ。割と時間がない。

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さらば涸沢!また必ず。

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受付が16:30までのところ、なんとか16:00に徳沢に到着。結構急いで降りたのだが3時間ぐらいかかってしまい、わりとギリギリだった。後からこう見るとなんかサクッと着いてるように見えるが、奥穂高ピストンからの徳沢までの下山はかなり肉体を削られ、足が割とボロボロになってしまった。今回の反省点はここ。横尾泊でもよかった。

でも横尾は松本市の無料Wi-Fi(時間制限あり)はつながるものの、ソフトバンク回線は微妙に繋がらなかった。徳沢はバリバリ電波が立つ。

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水場もトイレも近く、ひんやりひっそりしていて徳沢キャンプ場、めちゃくちゃよかった。幕張料は1200円。安い。

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電波がやっと通じることに安心しつつ、ビールをダラダラ飲みつつ久しぶりにTwitterを見ながら過ごす。電波が通じてホッとするってなんか複雑な気持ち。どんだけ電波に脳内占拠されてんだ。そんな感じで寝る。涸沢よりは寒くなかったがそれでも夏用シュラフだとギリギリだったな。あとフライの結露がすごかった。ダブルウォールのためインナーは平気だったが、翌日は曇りだったため乾かず、撤収のときにビショビショになってしまった。これは仕方ない。雨が降らなかっただけマシと思おう。

3日目:徳沢〜上高地バスターミナル

いよいよ最終日。とは言っても来た道を戻るだけなので特に新しいことはないが、せっかくなので明神池と嘉門次小屋に寄った。これが大正解だった。

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写真が下手なので全く伝わらないが、明神池はマジでよかった。参拝料が500円かかったが、絶対にまた来たい。嘉門次小屋の川魚定食も美味しかった。次に来る時は蕎麦を食べたい。

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小梨平には普通に猿の群れが闊歩していて草。可愛いのだが、あまりにも人を怖がらない感じが逆に怖い。奥多摩で出会った猿は警戒心が強くてすぐ逃げてくれたが、上高地の猿は人が近づいてもビクともしない。人に慣れ過ぎじゃないか?去年来た時はこんなに近くに猿は居なかった気がする。餌付けしてしまう観光客が増えているらしく、あちこちに「餌付け禁止」の看板があった。

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まあいいか、猿は。

あまりにも暇だったのでつい猿に没頭してしまった。河童橋でおやきを食ったりビールを飲んだりお土産を買ったりして、バスまで適当に時間を潰して帰宅!

帰りのバスの途中でモバイルバッテリーがついに切れてしまった。バスのシートにはUSB端子はなく、コンセントだけだったので次回はアダプタを持ってこよう。あとイヤホン忘れてYouTubeとか見れなかったのでバスも暇だった。これも次回の課題。

まとめ

・日程、プラン、天候ともにほとんど完璧だった。
・課題点は奥穂高ピストンから徳沢がかなりキツかったのと、防寒具が少し足りなかったのと、モバイルバッテリーが15,000アンペアだと足りなかった。しかしこれは行き帰りのバスがかなりウエイトを占めてるので、バッテリーの追加ではなくコンセントアダプタを持参することにする
・まあ細かいことはどうでもよく、とにかく最高な旅だった!また絶対来る。

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