奥多摩三大急登を制する③(鷹ノ巣山)
鷹ノ巣山稲村岩尾根ルートは2020年8月現在、封鎖されています
奥多摩三大急登シリーズもついに終わりを迎えた。今回は、ラスボスの「鷹ノ巣山稲村岩尾根」に挑んだ。標高差1100mを一気に登り上げるラスボスにふさわしいルートだ。
奥多摩駅から東日原行きのバスに乗り、終点まで。30分ぐらい山道を揺られて到着。
しばらく歩くと異様に尖った岩が出現。あれが稲村岩か!超カッコいい!!
6分ほど歩くと分岐に到着。真っ直ぐ進むと鍾乳洞、左に降りると稲村岩尾根だ。
ん?なんだ?看板になんか貼り紙が。。。
おいー!!!!
まじかー!!!またか!またこれか!!
なんと、開始10分でラスボス攻略への道が固く閉ざされてしまった。。。。終わった。。。
どうしよう。。。こんなに素早く計画が破綻するとは思わなかったぜ。。。ここから雲取山はさすがに遠すぎるし、天祖山登って鍾乳洞に降りて鍾乳洞見て帰ろうかな。。。
とりあえず天祖山に向かって林道をひたすら歩く。
いい感じの森が広がる。なんか生えてる木が違うぞ!とにかく、なんかいい!この林道ハイキングにはめちゃくちゃいいな。
約50分で八丁橋。この分岐右に行くと天祖山、左に行くと雲取山だ。
よし、右に登る…ん?
おいーーー!!!!
天祖山も通行止めやんけ!!!
まじかー。。。雲取山は行けるみたいだけどさすがに今からだと遠すぎるし。。。手前の七ツ石山でも登るか。。。でも七ツ石山もなかなか微妙な時間。まあ、引き返すにしてもとりあえずもう少し進んでみよう。
クロアゲハが集まって湧き水飲んでてかわいい!
さて。そのまま歩くこと2時間弱で林道が終了。
富田新道の方に沢を下る。※大ダワ方面も通行止めでした。
沢から冷たい風が流れ込み、めちゃくちゃ気持ち良い!
さて、ここから激しい登りになるのだが、ここで自分会議。
道がわからん。登山道荒れてるっぽいな。。
今の時刻は11:00。ここから七ツ石山山頂まで、コースタイムで3:30。早めに登れて3:00としても山頂到着14:00か。。。休んで15:00から降りたとして、下山時間は17:30-18:00か。はじめてのコースはもう少し余裕を持ちたいなー。。。
よし、引き返そう。
今日は潔くあきらめて、ハイキングに目的を変えよう!引き返しつつゆっくりと森林を楽しみ、ついでに日原鍾乳洞も見て帰ろう!そうしよう。そうと決めたら迷いはない。そもそも鷹ノ巣山に登れなかった時点で目的を見失ってたわけだし。七ツ石山はまた今度!一気にテンションを変更し、鍾乳洞にワクワクしながら来た道を2時間かけて戻る。
おいーーー!!!!!
鍾乳洞めちゃくちゃ並んどるやんけ!!!!!(推定3時間待ち)
そんな見たい?みんな鍾乳洞そんな見たいの???そんな何時間も並ぶほど??ディズニーかよ。。。あー完全に心折れた。。。もう、温泉入って帰ろう。。。
このあと東日原バス停まで歩いたのだが、観光客の車がずっと渋滞していた。道が狭くUターンできないので引き返すこともできず、なす術もなく長蛇の列。。この人たちに比べると自分の意思で帰れるだけまだマシか…
で、バスで奥多摩駅に着いた途端、
突然の雨に降られて。土砂降りの雨。
ゲリラ豪雨っぽいが、もう温泉もいいや。。かえろ。
まあ、鷹ノ巣山登れてたとしてもめちゃくちゃこの雨に降られてただろうし、結果オーライか。。。
こんな日もあるだろ。