キャリーキャンプもなかなか良い
最近はキャリースタイルのキャンプにハマっている。登山を伴うキャンプの場合はバックパックが必須となるが、公共交通機関でたどり着けるキャンプ場ならキャリーケースでも問題ない。オートキャンプの便利さには負けるが、バックパックキャンプほど荷物を厳選しなくてもいいので、あまり装備を絞らずに気軽にキャンプをしたい場合にはおすすめだ。
僕は「キャンプ用キャリーケース」と銘打たれた「キャンパーノコロコーロ」を使っている。
いろいろとデメリットもあるのだが、メリットも多く、キャリーケースでキャンプをしようと思うなら今のところベターな選択肢だろう。
まずは気にせず持っていきたいギアをポンポンとピックアップ。これがぜんぶ余裕で入ります。
収納は3つあり、左のポケットはジップで閉じることができるので、細かいツールを落下を気にせず詰め込める。
こんな感じ。テトリスみたいにパッキングできて楽しいw
で、左のジップを閉じたら、手前にはさらに細かいギアをメッシュポケットに入れる。最初に取り出すレジャーシートなどを入れるとスムーズに設営できる。
で、右のポケットには大きい荷物を入れ、ベルトで動かないように固定する。こちらに細かい荷物を入れてしまうと、開いた時にベルトの隙間からこぼれてしまうためだ。
後は電車とバスでキャンプ場へ!ふと思いついた時に東京からサクれるキャンプ場でおなじみ、滝沢園に行きました。緊急事態宣言が明けたからか、前に来た時よりかなりキャンパーが多くてフリーサイトはほぼ満場だった。
キャンパーノの1番の特徴は、ラストワンマイルの悪路で背負うことができるショルダーストラップだ。もちろんバックパックに比べるとめちゃくちゃ背負いづらいが、割とイケるという感想。しかしこのベルトのリベットの固定が想像以上に脆いので、運が悪かったら初回で弾け飛ぶ。僕は初回で弾け飛んだ。背負うことが前提の人は自分で補強した方がいいかもしれない。
↓初回でストラップが弾け飛んだ話
ついたらレジャーシートを広げ、中身を雑に出しつつテントの設営を開始する。この「荷物全部広げられる感」がすごく開放的で好きだ。
サクッと設営完了。テントはMSRのエリクサー2。室内が広く天井も高く、前室が二つあって居住性抜群のテントだ。マットはシートゥーサミットのイーサーライトXT。ふかふかであたたかく快眠できる。最近コットよりもこっちの方がお気に入り。
キャンプベースが完成。キャンパーノは横にしてテーブルとして使えるのも良い。
トレッキングポールをランタンボールがわりにしてLEDLENSERのML4を吊るす。ランタンはこれだけで全く問題ない。
こんな感じ。めちゃくちゃ明るい。2泊ぐらいなら余裕でバッテリーが持つ。
滝沢園はビールの自販機がトイレの横にあるのがだいすき。トイレのついでに買えるので無限に飲める。
しっぽりと焚き火をしながら飲み、終了。夜は暑くも寒くもなく、虫もいなかったのでめちゃくちゃ過ごしやすかった。念のためダウンジャケットとシュラフカバーを持ってきたのだが全く不要だった。
寝ます。3時ぐらいに起きてしまって外に出たら、星がすごく綺麗だった。秦野でもこんなに星が見えるのかと感動した。手持ちのiPhoneではあいにく星の撮影はできなかったが。iPhone13はカメラがすげえと聞くので、良いカメラを持ってない僕はちょっと欲しいと思っている。
朝の片付けもキャリーを広げながらできるのでめちゃくちゃ楽だ。忘れ物もなくしものもなくサクサクと完了。ありがとうございました。すぐにまた来ます。
で、帰りはバスに乗らずに渋沢まで歩いて帰るのがいつものコース。帰り際に戸川公園に寄ってウッドデッキで寝転びながらコーヒーを飲むのがとても好きな過ごし方。木漏れ日が最高に気持ちいい。
はい。最後にキャンパーノコロコーロのメリット・デメリットをまとめます。
メリット
・長細いので電車やバスであまり邪魔にならない
・収納ポケットがキャンプギアに最適化されている
・ハードケースのためテーブルにも使える
・TSAロック付きなのでテント外に出しても安心
・ハードケース&止水ジップのため外にテント出しても中身が濡れない
・ショルダーストラップがあり悪路で背負える
デメリット
・長細いので安定感がなく、平地でも4輪では転がしにくい。ほとんど前輪の2輪。
・ショルダーストラップが脆い
・ベルトが下付き過ぎてかなり背負いづらい。肩に金具が食い込んで痛い
・トップハンドルがT字のため、キャリーオンバッグがやりづらい。引っ掛けてもすぐにグリンとなる。
購入を検討してる人は参考にしてください。