【企業・個人利用】主な生成AIの使い道7つを評価してみた【現役AIエンジニア】
こんにちは、ウエサンです。
職業はITエンジニア、趣味でゲーム制作をしている者です。
今日は、生成AIの使い方の良さや実用性について書きました。10点満点で企業目線と個人目線の2つで評価していきます。
最後に僕が思う生成AIの良い使い方も乗せておこうと思います。
1.テキスト生成、要約、翻訳
内容としては、
ブログ記事作成
ニュース記事、論文要約
海外情報、SNSの翻訳
などがここに該当するかなと思います。
企業利用:6点 個人利用:7点
生成AIの出力は、いわゆるハルシネーション等で事実と異なる結果を返すことがあります。なので、会社で使う場合は結構慎重になったほうがよいです。
逆に言えば、AIの回答をしっかりと事実確認までできれば使えるかなと思います。
個人で使う分には結構ありかなと思います。
正直個人で使ってるときは正確な情報かどうかはあまり問題ではないのでどうでもよいですし、テキスト情報だと生成AIに聞いたらすぐ返ってくるので使い勝手はよいです。時間短縮にもなって効率いいですし。
翻訳はもう何年もグーグル翻訳(かDeepL)頼りです。
2.市場動向の分析と新規アイデアの提案
内容としては、
SNS内容分析(商品名とかジャンル名からトレンドを取るやつ)
生成AIをお客様だと思って営業の練習するやつ
新商品のアイデア出し
キャッチコピーの案出し
とかがここかなと思います。
企業利用:6点 個人利用:4点
企業として使うなら割とありじゃないかと思います。
お客さんにAIを見せるわけじゃないので、ちょっとバグって変なことを口走っても大丈夫なんですよね。
それに、アイデア出しにしろ、SNS分析にしろ、AIの言ってることをそのまま実行するわけではなくその後担当が実際の業務に落とし込むのでAIの精度が低くても大丈夫ってのもナイスなポイントです。
問題は本当に価値(お金)が生み出せるのかというところですが・・・
個人利用だと、必要性がない気がします。
キャッチコピーとか、アイデア出しは良いなと思いますが、SNS分析とかは開発コストがかかるので、人の手でやればよくね?って感じがします。
開発コストを回収できるぐらい使えるなら良いと思いますが・・・
3.オリジナル画像や動画の生成
これはそのままの通りですね。言わずもがな旧Twitter(現X)でよく目にします。
企業利用:3点 個人利用:4点
企業・個人ともにおすすめはしないです。
著作権についてかなり曖昧な状態が続いてるのでもうちょい待ったほうが安全かなと思います。大企業が採用し始めてるので、本当にもう少しで一般的になるかもしれないですね。
マクドとか。
商用利用OKなAIとそうでないやつがあるので、そのへんに注意すればまぁ・・・あとは自己責任で・・・
4.カスタマーサポートの自動応答
これもまあ内容はいいでしょう。
企業利用:2点 個人利用:0点
私自身がカスタマーサポートのチャットボットとか好きじゃないので評価激ワルです。
AIは正確な情報を返すのが苦手なので、チャットボットにすると決まり切った受け答えしかできなくなるので、AIを使う意義がだいぶ薄いです。
「AIつかおう!!じゃあチャットボットだ!!」がちょっとちゃうきがします。
作ると思うんですが、コイツAIに見えて選択肢選んでいくだけなんでまじでボットなんですよ。AIかどうかも怪しい。
個人でカスタマーサポート?いらんいらん。
5.プログラミングコードの生成
これもタイトル通りですが、ER図とかプログラムに必要ないろんなモノの自動生成も含めてここに入れてます。
企業利用:9点 個人利用:9点
まじで助かってますAIさん。あざす。
正直一番いい使い道がプログラムコード生成だと思ってます。
前に記事で書きましたが、作業量が減るし、作業の履歴がチャットにも残るし、かなり使えるな~と思います。
設計図とかデータベースの関係図とかも工夫次第でかけるみたいで、まじで楽って同僚が言ってました。
とはいえ、たまに動かないコードを平気な顔で出力してくるのでそこは注意です。AIに顔ないんですけど。
AIによって最初に消える人間はプログラマーかもしらん。
6.会議での議事録作成
これもタイトル通り。
企業利用:4点 個人利用:2点
まあまあです。録画で良いんじゃないかと思わなくもないですが。
技術面でいうと、日本語の議事録ってちょこちょこ聞き取りミスが発生するので保険程度の使い方しかできないな~と思います。誰が話していたかとかが出るのはありがたいですが。
企業の文化面でいうと、議事録を取らないといけない会社がAIをつかっているとは思えないので頑張って議事録書いてください。それの要約にはしれっと生成AIを使ってみてはいかがでしょうか。
個人だと会話のログを残しておきたい場面が結構限られるし、多分必要なぐらい重要ならAIに任せると間違った部分直さないといけない労力が発生するので微妙かなと思います。素直に人に頼んだほうがいいです。
7.web、UI、フォントデザインの生成
デザイン生成系ですね。ここに関しては私の専門外なので、外からの印象でお話します。
企業利用:5点 個人利用:7点
良いと思います。ただ、そのまま使うのではなく、プロの下書きとかアイデア出しとして利用する前提となります。
生成AI全体に言えることですが、そのまま使うのはやめておいたほうが良いです。人間からすると違和感がある出力が多いですし、ガッツリ間違えてることもあるので。
個人利用のほうが高いのは、企業よりも著作権のチェックが少なく済むので利用しやすいかなと思ったからです。
まとめ:外に見えない部分で使おう
生成AIは結構間違うので、あんまり人に見られない部分で利用するのが良いかと思います。
あとエンタメにAI使うのは結構強いなと思いました。AIアイドル写真集とかね。
個人的良い使い方:商品推薦
個人的に良い使い方だな~と思うのは、商品推薦です。
某アマゾンとかの「この商品を買った人はこれも見ています」みたいなやつも良いんですが、MBTI診断みたいな感じで色々質問に答えていったらおすすめ商品にたどり着くみたいなのは楽しくてAIっぽくて良いんじゃないかなと思ってます。