年賀状を辞めるときのマナーとは?
こんにちは、終活ライフケアプランナーの植咲えみです。
11月12日、取引のある不動産屋から年賀状じまいのハガキが届きました。
そのハガキにはこうありました。
これが噂にきく年賀状じまいか!と少し動揺しました。
ちなみに、みなさんは今年も年賀状は出しますか?
今時年賀状ね〜と思いつつ、何となく辞められない人も多いのではないでしょうか。また、高齢な方は身辺整理の一つとして辞めようと思うことがあるだろうし、若者もぶっちゃけメールかS N Sで良くない?と思って辞めたい人もいるんじゃないかと思います。かくいう私も夫が必ず出すタイプなので何となく付き合いで辞められずにいます。
そもそも年賀状を出す、出さないは個人の自由ではありますが、毎年出していた年賀状を急にやめると「何かあったのかな?」と心配させてしまうかもしれないですよね。だから辞め方も大事なのかなと思い年賀状を辞めるときのマナーについて書いてみました。
いつか年賀状を辞めるかもしれないと思っている人にお読みいただけると嬉しいです。
1つ目の方法
ちょっと乱暴な方法ではありますが、自分から送らなかったら返事がない人には送らないようにして少しずつフェードアウトしていく方法です。自分から距離をとっていくような感じになるので、あまりいい印象ではないでしょう。
2つ目の方法
届いた年賀状に寒中見舞いで返事をする方法です。寒中見舞いで返し続けていくと、相手はもう年賀状は出さないんだなと察してリストから外してくれる可能性があります。ただし、これには数年かかります。私も寒中見舞いをもらったことで出さないことにした経験があるので有効な手段だとは思います。しかし、丁寧なようでいて相手に出さない方が良かったのかなと気を遣わせてしまうことになるので、微妙な感じもします。
3つ目の方法
事前に告知する方法です。事前に今年は送らないからね〜と伝えておくのが無難です。11月の終わりくらいにメールやSN Sで今年から年賀状送りませんよ〜と言っておくと、送らなくていいのかと相手も事前に分かっていいですよね。とはいえ、この方法はもはや年賀状だけでしか繋がっていない相手には通用しませんし、世代によっては難しい判断になるでしょう。
4つ目の方法
すると最後の手段、年賀状か寒中見舞いで、もしくは喪中ハガキのタイミングで普通のハガキで今年が最後ですと伝えるという「年賀状じまい」宣告。今年から、もしくは来年から送らないということを明確に伝えるという方法です。相手に判断を委ねず、自分からしっかり挨拶することで、印象も少しはいいものになるのではないでしょうか。
注意点としては、文章が意外と難しいです。
書き方によっては身勝手な人、失礼な人という印象を与えかねません。
新年の挨拶というおめでたい挨拶の中で、いきなり年賀状じまいを切り出すのは失礼になってしまいます。まずはお祝いや近況報告をした上で、やむを得ず・・・というニュアンスで伝えるようにした方が良さそうです。また、年賀状を辞める理由を書いておく必要があります。
年賀状を辞めるからといって、あなたとお付き合いするのを辞めました、ということではないのです。年賀状だけやめたいのだということを伝える必要があります。
そして、あなたにだけではなく、全ての人に同じように断っているのだと書いておく必要があります。
その上で、代わりにどのようなお付き合いをしたいのかを提示します。
どうやって伝えればいいのか文例をご紹介します。
基本構成は下記の通りです
高齢を理由にする場合
定年を、還暦60、古希70、喜寿77、傘寿80、米寿88などのタイミングにして使うこともできますね。
ずっと手書きで送っていた方は書くのが難しいのだなと思って温かく受け入れてくださると思います。
さらに、
などと付け加えておくと、体調が悪いわけではないのだなと心配させなくてすみます。
若い人むけの文例
若い人であれば、特に個人的な理由でなく、時代の移り変わりを理由にしても自然で良いと思います。LINEのQ Rコードなんかを載せておくのもいいですね
子供が小さい頃は熱心に作っていた年賀状も、子供が大きくなるとあれ、作らなくてもいいか、となることはあると思います。家族で年賀状を辞めることにしたんだなぁということで理解いただけると思います。
ビジネス向けの文例
冒頭の不動産のハガキもそうですが、担当の判断ではなく、社の方針ということを伝えると社会人の多くは納得できるのでいいなと思いました。今やペーパーレスやSDGsの世の中ですもんね。
まとめ
「年賀状じまい」は終活の一つとして「終活年賀状」というふうに言われることもありますが、若い人の中でももう年賀状はいらないよね、と思っている人が多いと思うので、年賀状じまいについて考えてみました。
年代や関係性によって年賀状を辞める方法は様々かと思いますが、そもそも年賀状は人と人とのお付き合いの手段の1つですから、なるべくなら礼を尽くして辞められると良いなと思いました。
お読みいただきありがとうございます!
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