![ママミーア](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/7518923/rectangle_large_type_2_42ebf647914097dce88cf38d2bfc79c4.jpg?width=1200)
『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』 さあ、行くよ! 新たな1歩を 8/24(金)~公開
原題:Mamma Mia! Here We Go Again ★★★★☆4.5
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とにかく至福! 至福のひとときとは、まさにこのこと。
シェールも加わった、あの“絵力”はオーシャンズをも凌ぎそうな勢い。
ヒア・ウィー・ゴー、アゲイン!なんですよね。
さあ、行くよ! 私たち、もう一度。
それはソフィ(アマンダ・セイフライド)にとって新たな門出。
母ドナ(メリル・ストリープ)との夢だったホテルの開業に合わせて、3人のパパたち、母の親友たちがソフィのもとに再集結します。
前作『マンマ・ミーア!』からもう10年なのですね(しみじみ)。
ロングランとなったブロードウェイミュージカルを元にした前作よりとは少々趣が異なり、『ラブ・アクチュアリー』や『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』のリチャード・カーティスがストーリー原案、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』のオル・パーカーが脚本・監督。
全編を彩るのはもちろんABBAですが、メジャーどころはもちろんのこと、「悲しきフェルナンド」など隠れた名曲ともいえる楽曲も多々。
サム(ピアース・ブロスナン)はそのままに島に暮らし(前作参照)
ハリー(コリン・ファース)は東京で商談
ビル(ステラン・スカルスガルド)はスウェーデンで授賞式
という中
若きころのドナ(リリー・ジェームズ)と若きころの彼らの出会いが、ホテル開業パーティーの慌ただしい準備と交錯しながら描かれていきます。
若きドナ、リリー・ジェームズの陽のパワーたるや! 彼女の快活さや勢いは、まさにドナの若いころにぴったりかと。
彼女の元気な、情感豊かな歌声も好きですが、
アマンダの決してか弱すぎないハイトーンボイスがやっぱり好きです。
若きサムを演じた『戦火の馬』ジェレミー・アーヴァインとの出会いは、まさかの馬つながりというサービス(?)
3人のパパの再集結に感激していると、
そこに、母娘の運命的なつながりを思わせる妊娠発覚。
ソフィのあるひと言に感涙しつつ、
なのに、シェールさまが登場した途端、すべてをかっさらいます。
なんて、お人。
実は、『SUNNY』の日本版においてごっそりと削られてしまった要素が、本作にはありまして
同じような大団円でも、イチ母にとって、(そしてきっと娘世代にも)響くものがちょっと違います。
そして、イチ母としてひと言、言いたくなってしまうのは、
(これを言うと元も子もないのですが)
リゾートや旅先で開放的になったり、運命的な出会いをしたりするのは致し方ないこと
でも、ちゃんと避妊、しましょ。