『グリーンブック』最高の角度から描く“最強のふたり”。 3/1(金)~公開
『ムーンライト』以降も『アリータ:バトル・エンジェル』『スパイダーマン:スパイダーバース』などなどで活躍するマハーシャラ・アリと、でっぷりお腹でピザを丸ごと(折って)パクつく食いしん坊になり、3度目のオスカーノミネーションを果たしたヴィゴ・モーテンセンの凸凹コンビが最高。バディムービーやロードムービーが好きな人にお勧め。
原題:Green Book ★★★★★
粗野で教養がなく、腕っ節の強いイタリア系用心棒トニー(ヴィゴ)と、
インテリで英才教育を受けたアフリカ系の天才ピアニスト、ドン(マハーシャラ)の2人が、ディープサウスと呼ばれるアメリカ南部へのコンサートツアーを巡る珍道中。
噂に違わぬ、まさにフィールグッド・ムービー。実話です。
予告でも、ほのぼのとした物語を想起させておりますが、何せ、舞台は1962年の南部ですからね。沸々となる、さまざまなことが起こります。
しかし、そこでドンは「暴力では何も解決しない」と、それは「負け」なのだと、たとえ拘置所の中にいてもはっきりとそう言うのです。
その辺りのマハーシャラ・アリのカリスマ性と、その影にある孤独の対比に胸が締めつけられますが、
ケンタッキー・フライドチキンをケンタッキー州で初めて食べるドン
トニー(ヴィゴさん)がもしや辞めてしまうんではないかと必死に引き留めるドン などは大変キュートですらあります。
マハーシャラは見事、アカデミー賞助演男優賞を受賞し、脚本賞、作品賞も受賞しました!
本作のエグゼクティブプロデューサーとして大好きな女優のひとり、『ドリーム』『ヘルプ』のオクタヴィア・スペンサーが参加しています。
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