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『ヴァレリアン 千の惑星の救世主』共生が大前提の宇宙世界が大好きだ
映画鑑賞メモ
原題:Valerian and the City of a Thousand Planets ★★★★☆
デヴィッド・ボウイの名曲「Space Oddity」に乗せて始まるオープニング。
セリフは一切ないものの、いかにして超巨大宇宙ステーション“アルファ”が成されていった様子が映し出され、
もうこの時点で、この映画を愛しています。
多種多様、まさに千の惑星の幾多のエイリアンたちが登場するも、いずれも握手。それぞれの相手に敬意を込めて、共生を体現していきます。
さらに惑星ミュールの圧倒的美しさ、乱雑で『レディプレ』の「オアシス」さながらの惑星キリアンの市場など、
あっという間に、その壮大な世界観に魅せられていました。
ツッコミたいところは多々あれど、
はっきり言って、お腹いっぱい。この宇宙旅行、楽しかった!
デヴィッド・ボウイは「天国の大きな劇場で3Dで観ているって聞いたよ(笑)」と語るリュック・ベッソンに胸アツ。
『スター・ウォーズ』よりも混沌として、きらびやかでド派手な世界観、多いに結構。
主人公のヴァレリアンを務めるのは、
『アメイジング・スパイダーマン2』でグリーンゴブリンを演じ、
それ以前から『クロニクル』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』などで注目を集めていたデイン・デハーン。
このようなSF超大作に出演するとは意外。
しかし、こんなデイン・デハーンを待っていたような気もするのです。終始カーラに押されてるデハーン、黒髪のデハーン、チャラいデハーン…
また、『ペーパータウン』『スーサイド・スクワッド』のカーラ・デルヴィーニュと、最初は違和感しかなかったコンビが、少しずつ成長していく姿があったと思います。。
ハービー・ハンコックもいるし、1984年『ブレイドランナー』のレプリカント、カメオ出演的なルトガー・ハウアーを差し置いて、
イーサン・ホークのイカれ演技(ほめてます)にも大満足。
彼だけでスピンオフがあったら観ます、それこそNetflixと組んでつくってくれないかしら。
できたてほやほやのTOHO シネマズ日比谷のIMAXスクリーンで観ました。