オンデマンド、双方向のどちらがよい?:オンライン講義の雑感、メモ(教員の立場から)
さて・・一部の大学では対面講義が解禁になるところもありますが、本学においてはまだ当面遠隔講義がメインです。
私の場合は、オンデマンド講義、いわゆるいつでもどこでも見れる講義スタイルでやっています。
講義時間に縛られるずに受講できる、というスタイルは学生からはまぁまぁ評判がいいのですが、一方で、
・課題の出し忘れ(視聴し忘れ)
・一部の講義の脱落率が高い
などの問題はあります。
私のオンデマンド講義のスタイルは、
講義の視聴用の動画を配信する。
⇒学生には課題を課す
⇒次回の講義の中で課題に対する講評も含めて行う。
という流れで行っています。
「課題に対するフィードバックを行う」
ことをお約束(コミットメント!)しているのでこの点は好評です。
また他の人の考えが分かって面白い、との声も。
一方で、双方向も少しやってます。
今のところ、演習系、少人数の講義で行っています。
こちらはその場で、会計クイズなどを出しながら、学生に頭の体操?をしてもらいながら楽しく、リラックスして行っています。
会計クイズはこちらをご参照ください!
どちらともやってみてどうなのか?という点ですが、
・講義の質の観点からはオンデマンドの方が出来がよいと感じている。*講義内容を作りこんでいるため。
・双方向の場合、講義準備はしっかりしていくものの、オンデマンドと比べると反省すべき点が多い(これは私自身の問題ですね)。ただ、その場でやり取りして、講義を一緒に作り上げていく(学生と一緒に)という感覚は、双方向ならではの楽しみ。
ちなみにゼミの方では、
発表を、事前録画で撮ってきてもらって、それを事前配信、全員がその発表に対するレポートを書いてからゼミに参加するというスタイルにしています。
このことで、発表を真剣にきいて、学生がコメントして、質問も多くなっている。ゼミの時間の多くを質疑応答につかうことが出来る、という利点があります。
対面にもどってもこのスタイルは使っていきたいですね。
やっぱり議論に時間使いたいので!