優先順位を3つに絞り込む:ディズニーから学ぶ
今、こちらの本を読んでいますが、なるほどーと思うところ多いです。
ディズニーの前CEOロバート・アイガーに、メンター的役割を果たした政治コンサルタントのスコット・ミラーが言った言葉です。
「優先課題は3つまでにしろ」「君自身の狙いが定まっていないと思われてしまうぞ」
というお話です。
そこでアイガーが立てた3つの優先課題がこちらです。
ディズニーが現在コロナ禍でも躍進しているのは、まさにこの3要件を満たしているからこそ、と言えます。
さて、私自身の立ち返って考えた場合にどうでしょうか?
私も多くの課題をあげすぎているのではないでしょうか?
社員を率いているわけではない、個人商店の大学教員とはいえ、優先課題の絞り込みは必要であろうと感じています。
多くのプロジェクト、優先課題に埋もれてしまうようでは一向に進歩することはありません。
そこで私も3つの優先課題を考えてみました。
1. 手段としてのよいジャーナルへの投稿を積極的に活用し、共同研究を加速させていく(研究力の向上)
これまで過去のように良いジャーナル、つまりランクの高いジャーナルに挑戦するということをやめていました。しかしながら、まずはここにチャレンジしていかないと始まらないでしょう。厳しいところに身を置き、それを通じて自分の実力を思い知る必要があります。ただ、研究そのものを自分だけで行うのは限界があります。他の人の力も借りながら、進めていく必要があります。
良いジャーナルへの投稿は手段です。目的ではありません。最終的にアクセプトされたからといって、その結果が社会に受け入れられたはわけではありません。ジャーナル投稿だけでなく、還元力も必要になります。
2. 最先端の研究成果、最新の事例(ケース)も取り込みながら、社会への還元力を養う
研究は日々進化しています。私自身の能力には限界はあったとしても巨匠の肩に乗ることで、これまでの研究成果を集約して、それを伝えることが出来るはずです。これは日ごろの研究のレビューが欠かせません。日々研鑽を積むことが必要です。
一方で、経済、企業は生き物です。研究に表れていない新しい事象がケースから確認できることもあります。となるとケース分析を継続的に行い、研究と繋げていくということを両輪として行っていくことが欠かせません。
今の課題とすると、研究面でのアップデートが出来ていないことですね。ケースは追いかけることはある程度は出来ていますが。
3. グローバルな目線で考え、自分の思考をアップデートしていく。
もはや日本だけで物事を考えて済む時代は終わりました。世界目線で物事を考えて、思考できる力が必要です。これはローカルを捨てる、ということではありません。グローバルを意識することで、ローカルに還元する力も得られるのではないか、そう感じています。
日本のことでも、まだまだ知らないことが沢山あります。そして世界はもっと知らないことだらけです。
自分の思考をアップデートしていくためには常にグローバルな交友関係をお行っていき、自分の思考をアップデートしていくことが欠かせません。この辺りは徐々に始めていますが、まずはマメに返信すること、が必要ですね。どうも返信が遅くなりがちなのが良くありません。
さて、皆さんもどうでしょうか?3つの優先課題の絞り込みをしてみると、自分の課題が明らかになってくる気がしませんか?
日々、自分のやり方、方式もアップデートしていこうと思います。