「オンナの病気をお話ししましょ。」 by 井上きみどり さん
※このブログは3年ぐらい前のものです。当時の年齢を書いてます。
「オンナの病気をお話ししましょ。」 by 井上きみどり さん
1)子宮筋腫
2)子宮頸がん
3)卵巣嚢(のう)腫
4)摂食障害
5)更年期障害
6)不妊治療
7)乳がん
8)尿モレ
9)うつ(鬱)
「もっとオンナの病気をお話ししましょ。」
10)卵巣がん
11)不育症
12)子宮内膜症
13)性感染症
14)月経前症候群(PMS)
15)パニック障害
16)子宮体がん
この漫画は、女性特有の病気の内の16の病気について、それぞれを経験された方々に、漫画家の井上きみどり さんが取材されて、描かれたものです。
これらの病気を持った女性達の心の揺れ動きから、それらと共存したり乗り越えたりするまでを描かれてあり、とてもわかりやすく読みやすい本です。
私自身、子宮筋腫を持ってて(直径8cm)、主治医からは手術を勧められてますが、既に6年程経過観察を続けています。
子宮筋腫による強度の貧血で、Hb値 5 g/dlしかない状態が続いてましたが、さすがに53歳になって月経も少なくなり、最近は8g/dl ぐらいあります。 血色素量 Hb(ヘモグロビン)の基準値は、女性で11.5~15.0 g/dl です。
それから、更年期うつ病も患ってます。貧血の人で、うつ状態みたいな症状が出る人もいるということです。
現に、私も更年期うつ病ですが、私の友だちや知人も、うつ状態の時、貧血でした。
私の親友は、7年前に子宮頸がんで亡くなりました。
この漫画は涙々で読みましたが、時々笑える部分もあり、さすが井上きみどり さんだなぁ~と、感心しました。
女性にはぜひ読んでいただきたいし、それらの病気を持つパートナーのいる男性にも読んでいただきたいです。
他、女性特有とも言える貧血については、こちらを参考にして下さい。
★Dr川田浩志さんのアンチエイジングワールド・リポート(血液内科と抗加齢医学の専門医 Dr川田浩志さんのブログです。)
★ 蔵前歯科診療所(2012.11.20更新)
※蔵前歯科診療所さんのブログより引用
★★第1位 土を食べるようになってしまう(異食と言います)
鉄分が不足
⇒脳に影響
⇒味の好みが変わってしまう
⇒歯切れのよい音の出る食べ物を好む傾向が出てくる
氷を好んでボリボリ食べている人は貧血の可能性が高い。
氷を食べる人は、比較的多いです。
私も氷の異食があり、歯を2本駄目にして、ブリッジにしてあります。
他には、種などポリポリ音の出るものを食べる。
症状が悪化すると(=異食症)、歯ごたえを求めて鉄の鍋をかじることもある。
貧血の人の中には絵の具・工作用のり等を好んで食べる人もいる。
貧血の人の中にはガソリン臭を好む人がおり、外国では一トンのガソリンを飲んだ重度の貧血患者の報告もある。
鉄分を補うと、数ヵ月でそのような症状が消える場合が多い。
★★第2位 固形の食べ物が飲み込めなくなってしまう
鉄分が不足
⇒食道に影響
⇒食道の粘膜の細胞が増えなくなる
食道の粘膜の細胞は、食べ物の刺激で剥がれ落ちており、常に増殖するために鉄分が必要となる。
⇒食道が萎縮し、固形物を飲み込めなくなる
最悪の場合、金属の筒を通す等の手術でしか治らないこともある。
貧血の人に「そういえば(食べ物の)飲み込みが悪い」という人が多い。
症状が軽い場合は、鉄分を補えば数ヵ月で落ち着く可能性もある。
★★第3位 手足にムカデが這っている幻覚が起こってしまう
↑ この症状は、私はありませんでした。良かったです。
鉄分が不足
⇒神経伝達物質に影響
⇒神経の信号が正常に伝えられなくなる
⇒触れていないのに常に触れられている感覚に
<人によっては針で刺されたり、なぞられる等の幻覚症状が起こる。
妊婦は胎児に鉄分を分け与えるため貧血になりやすい。
ムズムズするなど軽度の症状も含めると、妊婦の5人に一人にこの症状が見られた。
この症状は夕方~夜間に強く起こるため、場合によっては睡眠障害になることもあり、更に酷い場合は、うつ病で自殺することもある。
患者の中には座っていられず立ったまま仕事をしている人もいる。
鉄分不足で勉強に集中できず、成績が落ちている場合もある。
★★第4位 皮膚にカビが生えてしまう
鉄分が不足
⇒白血球に影響
⇒鉄分が不足すると、白血球が作られない・病原体への攻撃力が低下
⇒インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる
貧血でインフルエンザワクチンの効果が得られない可能性もある。
体には常にカビ等が付着しているが、白血球がカビの増殖を抑制してくれている。しかし、鉄分不足になると、白血球が作られず、また病原体への攻撃力が低下するため、カビの増殖につながる。
カビが体の深部までに入り込むと肺炎等(肝臓に膿のたまり)を発症する場合もある。
カビの治療の他に鉄分も補わないとすぐに再発する可能性がある。
★★第5位 妊娠できなくなってしまう
鉄分が不足
⇒卵巣に影響
⇒鉄分が不足すると妊娠を維持させる黄体ホルモンの分泌が低下する
(黄体ホルモンには子宮を妊娠しやすい状態に持っていく働きがある。)
⇒妊娠できなくなる
貧血が不妊や流産の原因になる場合もある。
若い女性の中には貧血が原因で生理不順になっている場合も多い。
鉄分を補えば数ヵ月~半年でその症状が改善される可能性もある。
産婦人科の先生も不妊の女性が来た場合は鉄欠乏がないかをチェックする。