見出し画像

人口10万人以下の町に住んでみたかった@二宮町

2008年に宮城県から都内中央区に上京。13年の都心暮らしを経て自然が恋しくなり、2021年1月から神奈川県の二宮町でのどかに暮らしてます。
平塚と小田原の間にある、人口2.7万人の町。(市ではなく中郡二宮町)
暮らし始めてどんどん好きになる二宮町。素敵ポイントをお届けします。

小さな町の底力

あるとき、「町の繋がりの濃淡の差は、人口10万人を超えるか否かだ」と思うことがありました。ちゃんとした理由は分からないけれど、住民が地域活動に参加してる感じとか、愛着の濃さとか、何かが違うのです。
会社組織でも、30人の壁、50人の壁、100人の壁、という言葉があります。人が増えれば増えるほどマネジメント機能が重要な役割となり、30.50.100人のタイミングでマネジメントの壁が出てくるたとえ話で、みなさんも耳にしたことがあるかもしれません。組織の壁と似た現象が、地域社会(町)にも起こっているに違いない、と思うようになりました。

背景には故郷宮城県の復興の様子をみていたことがあります。
市町村合併を繰り返して大きくなった市は、赤字が続いていたり、市としてのまとまりが保てず復興が遅々としていることもあったようです。一方で、小さな町ながらがんばっていたのは女川町。震災後、元の人口の1/2となった6000人の小さな町は、町民町政一体となり素晴らしい復興を遂げていました。

住む土地をよりよくする一員でありたい

引っ越しをする前、住んでる町をよりよくする活動に参加したい、と思ったことをきっかけに、引っ越すなら人口の少ない場所にしよう、と考えはじめました。もともと住んでいた都内(中央区は人口約14万人、江東区約49万人。)はさすがの人口!エリアも広いしイマイチ実感が湧きにくい部分がありました。

引っ越し先候補にしていた場所の人口はそれぞれ下記の通りです。
・勝浦市  約2万人
・船橋市  約62万人
・新浦安市 約17万人
・逗子市  約6万人
・藤沢市  約42万人
・大磯町  約3万人
・二宮町  約3万人
人口10万人以下&都心へのアクセスの良さ、で考えると、逗子、大磯、二宮の3つに絞られます。その中から家賃&生活のしやすさ(スーパーなど)&自分との相性を加えると、二宮町になった、という感じです。

二宮はこの10年人口減少が続いており、人口構造は50代と高齢世代が多くなっています。

http://www.town.ninomiya.kanagawa.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/2/R3.0401kinnnennsuii.pdf

ちゃんと答えてくれる町政

町のHPには、このようなページがあります。

さっそく、改善提案なるものを町へ出してみました。 
翌日に返信メールが届いていました。また、回答に時間がかかるものはその旨が記載され、後日丁寧に回答を頂くことができました。
うん。なんかいい。
”ちゃんと声が届く感じ”がいいですね。

二宮町はいま、第2次移住ブーム(らしい)

町の老舗落花生屋さんいわく、4,5年前に移住ブームがあり、そしていま第2次移住ブームがやってきるそうです。テレワークが進み、子育て世代がたくさん入ってきているとか。インスタなどで移住組の方と繋がる機会があり聞いてみると、自然の豊かさやのどかさに魅かれて引っ越しをしてきていると仰ってました。みなさんこの土地に感じることはいっしょなんだなぁ。

小さな町として独立経営していくのは大変だと思いますが、この小さな町がささやかながら活気としあわせに満ちた土地であれるように、わたしも力になっていけたらいいなと思っています。