左脳夫が家事コンサルをしたら、主婦業務が1/4になった話_左脳夫と右脳嫁
超私事ですが、2021/5/18に結婚6周年を迎えます。
性格も好みも180度異なる夫と私。
6年たっても仲良しで喧嘩もなく過ごしています。世の中的には結婚生活が長くなると愛情が薄れ、分かり合えなさに葛藤したりするのでしょうが、我が家ではなぜかそういう事が起こりません。
左脳夫と右脳嫁がどんな風にうまいことやってきたのか、6周年に向けて書きためていこうと思います。
はじめに話し合った”家事分担”
結婚して最初にはなしあうことの定番と言えば、
家事の役割分担、お金の管理、子供のこと
の3つではないでしょうか。
我が家の家事分担はこのようになりました。
○嫁 ご飯つくる、洗濯、掃除
○夫 食器洗い、ゴミ捨て
共働きで帰宅が遅いことが多かったので、平日のご飯は外食またはお惣菜で済ませていました。なので家事比率としては5:5くらい。
そんな中、彼から1つの提案があがりました。
「お金で解決できるものは解決しよう」
結果にフォーカスする左脳夫
夫から出てきた提案は次のようなものでした。
「掃除はルンバにやってもらおう。
洗濯機は乾燥機付き洗濯機にして乾燥までやろう。
食洗器を買おう。
ホットクック(調理家電)を買おう。
お金で買えるしあわせはお金で買おう。」
さて、この提案をみなさんはどう受け止めますか。
私はまず色々な言い訳が出てきました。笑
(楽かもしれないけど、ルンバ高くない?
乾燥機機能より太陽に当てて干した方がよくない?(根拠はない)
食洗器買うほどじゃないし、2人ぶんくらい洗った方が早くない?
機械が作った料理…?うーん。)
典型的な「変化できない人」みたいなことになってます…(笑)
夫の言い分をひとことにすると
「同じ結果が得られるならアウトソースするに限る。」
ということです。
掃除をする、洗濯を干して畳んでしまう、料理をつくるetc…
1つ1つの家事は数十分でも積み重なると結構な時間。それを365日永遠に繰り返すわけですから家事時間というのは相当な時間になるはずです。(ご飯作って片付けて1時間、掃除して洗濯して畳んで1時間、を土日だけやったとしても月16時間)最低16時間は家事をしているということは、それだけ他にかけられる時間が無くなっているわけです。左脳夫的言い方をすると「ムダな仕事」となります。
慣れ親しんできたプロセスや認識を変化させるってすぐにはできないものですね。私からすると「家事をムダとか言うな!」と感情的になってしまうのですが「彼の視点から見るとそうなのか」とまずは受け止めてみました。
そして少しずつ主人の意見を検討し始めました。
冷静に考えたらメリットしかなかった
【掃除機】
身体的負担:掃除機が重い、コンセントの抜き差し面倒、中腰しんどい
精神的負担:コードがうざい、面倒くさい(笑)
消費時間:お掃除時間15分程度
→もしお掃除ロボットにしたら?:すべての負担から解消される!!
【洗濯】
身体的負担:濡れた洗濯物が重たい、干すの繰り返し作業や腕がしんどい
精神的負担:雨が気になる、洗濯したら干し終わるまで1時間は拘束される、面倒くさい(笑)
消費時間:洗濯→干すまで50分程度、取込んで畳む作業10分程度
→もし乾燥機付き洗濯機にしたら?:畳む作業は残るが、天気を気にせずいつでも洗濯できる!洗濯開始後の拘束時間がなくなる!干すよりふかふかに仕上がる!
【食洗器】
身体的負担:手荒れする、手荒れ中はしみる、手が汚れる、シンクの高さが合わないと腰が痛くなる
精神的負担:調理器具が沢山あったりすると面倒くさい(笑)
消費時間:20分程度
→もし食洗器にしたら?:手で洗うより時間はかかるし、食洗器で洗えないものもあるけど、油汚れが綺麗に落ちる!手への負担が軽減される!実は手で洗うより節水!
【ご飯】
身体的負担:長時間立ちっぱなし、火の前に立ってると夏は暑い、手が荒れる&手荒れ中の料理したくない
精神的負担:洗い物が面倒くさい、献立考えるのが面倒くさい、調理自体が面倒くさい(笑)
消費時間:30分~1時間
→もし調理家電を導入したら?:火を使わないので安全!タイマーセットでちょうどいい時間におかずができあがる!調理にかける時間が半分になる!無水料理がめちゃおいしい!
項目 Before(時間)→After(時間)
掃除機 15分 → 0分(ルンバの手入れを月数分)
洗濯 60分 → 10分(仕舞う作業は残る)
食洗器 20分 → 10分(鍋洗いや仕舞う作業は残る)
ご飯(カレーだったら) 40分→10分(材料切る作業は残る)
合計 135分 → 30分
家電売り場に説明を聞きに行ったり、ユーザーさんの口コミを見て情報収集をした上で、一緒に住むタイミングから少しずつ家電を新しくしていきました。
導入してよかったことは、〇〇しなければ!という家事呪縛から解放されたことと、自分の時間が増えたことです。
新婚ということもあり「主婦としての務めを果たさねば」と無意識に思い込んでたところがあったと思います。代替えできることは代替えすればよし!結婚の目的は家事をする事ではなく、夫と一緒に楽しい人生を歩むこと!そう思えるようになりとっても楽になりました。
ルーティンこそ、時短視点で眺めてみる
「金で解決しよう」と言われたときは驚きましたが、今となってはこの選択がとても良かったと思っています。日常の中で当たり前に繰り返されることへ、人は疑問を抱きづらいものだと思います。
全く別の視点を持つ2人が一緒になったとき、意見が対立することがあったらそれはチャンスです。その対立をうむ違和感が、イノベーションを生み出すきっかけを与えてくれました。
今回は左脳夫視点が「家事コンサル」の役割を果たしてくれました。この経験から、夫は結果にフォーカスをするタイプで無駄を排除し生産性を高める思考性があり、わたしはプロセスにフォーカスするタイプで手間ヒマ無駄をも楽しむ思考性がある、という違いも発見することが出来ました。
夫婦としてやっていく上で得たスキル
ここから学んだ”左脳夫コマンド”の使い方。
困ったことや面倒くさい事案が発生したら、とりあえず夫の前で呟く
→ 共感はしてくれないが、解決策を提示し改善活動をしてくれる。
お互いの違いを楽しめるようになった1つ目のきっかけでした。