「嫌なことをやらないといけない時」
前回書いたブログを、久しぶりに会った90歳になる伯母に見せた。
伯母は最近、やらないといけないことになかなか手をつけられなくて、
「自分が怠け者だな」と反省していたらしい。
私に言わせれば、90歳にもなったのであれば少々怠けていてもいいと思うのだが、2年前に亡くなった伯父に尽くして尽くしてきた伯母からすると、
「最近の自分は怠けている」
らしい。
よくよく話を聞けば、自分がやりたくないと思っている片付けに手が伸びないらしい。
そんなの私なんてしょっちゅうだよ、と伝えた。
人は好きなことはさっさとやるので、行動力なんて必要ない。
そして好きなことは自然と続くので、継続力なんて必要ない。
でも嫌なことは、なかなか手がつかない。
やりたくないからだ。
それでもやらないといけないことは誰にでもある。
そこで私なりのやり方を伝えた。
「嫌なことは一気に片付けるか、毎日少しづつやるか、またはお金を払って人にやってもらうといいと思うよ」
と。
私自身、税理士にお願いしていなかったときの経理は、まとめて2日間ほどで一気に片付けていた。
嫌なことは早く終わらせたいからだ。
今ではお金を払って、税理士さんにお願いをしている。
また入社試験で大嫌いな数学の試験対策は、直前の2ヶ月ほどで集中して勉強した。
これも嫌なことは、短期集中で終わらせたいから。
昨年断捨離をした際は、毎日一ヶ所づつ整理して捨てていった。
食器棚を整理したい、という母にも「毎日一枚づつ捨てていけばいいよ」とアドバイスして、母は実行中だ。
どうしても嫌なことをやらないといけない時は、何かの方法でやるしかない。
でもそれが終わった時は、すごくスッキリするのでやってみる、と伯母も言っていた。
まさか90歳になる人にアドバイスするなんて思ってもいなかったが、
ホッとした顔を見てちょっと嬉しかったな。