第5章 外部委託と案件プロデュース

 本章は個別の案件を遂行するだけではなく、体制を構築してよりよいものに向上させていくためのものという観点のものとなります。Web構築を受託するベンダーは小規模なところであることは珍しくはありませんので、業務の繁閑に対応するために一部の業務を外部に委託することはよく行われますが、業務にまで踏み込んでWeb構築を行い、クライアントの業務を作り上げるところまで視野に入れている場合に、外部委託を行って案件をプロデュースする際に注意すべき点を取り上げていきます。

5.1 開発から運用に移行した後の体制に求められること 

5.2 Web構築において必要となる専門性とどの業務を外部委託するか 

5.3 外部委託する際の委託範囲の規定の重要性 

5.4 新規の委託先との取引開始時の注意点 

5.5 外部委託の管理を難しくするもうひとつの観点


Webディレクタとして次のステップをさがしている方たちへ

これからのWeb構築・Webディレクションとして、業務にまで踏み込んでディレクション/プロデュースすること、それが近年のバズワードであるDXにもつながること、そしてWebの進化とともにWeb構築の各種ツール/サービスやSaaSが広がってきていることにしたがって、業務とシステムの両面からWeb構築・運用していく人間が求められていくこと、そのためにどのような知識や能力を身に着けていくとよいかについて解説している「マガジン」です。