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ネットビジネス進化論

おはようございます。

本日は、尾原和啓さん著「ネットビジネス進化論」をご紹介いたします。

この本のはじめに、著者が一番伝えたいメッセージが記載されています。

それは、「インターネットの大事な本質の一つは、情報や物を小分けにして、離れていたものをつなぐこと。それによって、今までになかった情報の流れ、物の流れが起こり、そこに新たなビジネスが生まれる。」ということです。

そのわかりやすい例として、「口紅」が挙げられています。4000円の口紅でも、使ってみて自分に合わなければ、メルカリで口紅の先を切って3500円で売る。メルカリでその口紅を買った人も使ったあとに3000円で売る。そのように物を小分けにして繋げることで、新たな物の流れが起き、メルカリというビジネスが生まれました。

また、「やりたいことがすぐできる」フリクションレスに価値があるとも述べています。グーグルは「知りたいことがすぐわかる」、アマゾンは「ほしいものがすぐ手に入る」からユーザーに広く受け入れられました。

今広がっているキャッシュレス決済も「お金を払いたいときにすぐに払える」「お金をもらいたいときにすぐに受け取れる」フリクションレス化と言えます。

この本では、普段自分が使っている「楽天」「クックパッド」「価格.com」などが、どのようにして今の地位を築いたのか。まだまだこれから私たちの身近なことを変えていく可能性がある「Uber」や「セールフォース」についてもどのような仕組みなのかが書かれています。

Uberなどのシェアリングエコノミーでは「信用」が大切で、この「信用」が溜まれば経済的に成功する可能性が高まるとも筆者は述べています。

ある国で、Uberのタクシードライバーをしていた人が、親切なサービスでUberの相互評価機能で信用スコアを上げます。その信用スコアが万国共通であれば、別の国でもタクシードライバーを行うことが容易になります。その国でタクシードライバーをしながら言語を覚えて、別のビジネスも始めれるかもしれません。

今のネットビジネスをITリテラシーゼロの私にも分かりやすく教えてくれた本でした。

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