生きろ、ソナタは美しい
最近YouTube上で、岡田斗司夫さんの動画がオススメに出てきます。特にジブリのものを観ていたわけでもないんですが、関連動画とかの経路で表示されたんでしょうかね。よくホラー系のものを観るので、そこから火垂るの墓に繋がったのではないかと思います。YouTubeのアルゴリズム恐るべし。
先日、アマプラで「教誨師」という映画を見ました。大杉漣さんが主演していてプロデュースも手掛けたそうです。遺作となってしまいましたが、キャスト含め演技が凄かったです。ストーリーは、ボランティアで聖書の教えを伝える教誨師と六人の死刑囚がそれぞれ対話していくのがメイン。あまり深く書いてしまうとネタバレになってしまうので控えますが、死刑制度について考えることはもちろん、それよりも”生きること”について考えさせられる作品でした。
「あなたがたのうち、いったいだれが、わたしにつみがあるとせめうるのか」
言葉に、意味に、何とも言い難い重みがあった。答えなんて出ないかもしれないけど、考えなければいけないのは確か。
個人的に、終始無言だった死刑囚が最後、拘禁反応でなのか殺めた女性の霊が見えて、自ら殺めた女性のことや周囲の人を「許すことにしたんです」的なことを清々しい表情で言っていた演技と、あの死刑囚をモチーフにしたんだろうなと思える大量殺人の利己的革命家死刑囚の演技はグッとくるものがありました。
全体通して好みが分かれそうですが、死にたくなったら、自分が生きていることに疑問を抱いたら観るといいかもしれないなって思う作品です。
興味のある映画や本などは他にもたくさんあるので、また観てみたり読んでみて面白かったら軽く紹介していこうかなと思います。
好きなものや興味があるものに時間をたくさん費やしたい…。定期的に訪れる、闇堕ちキャンペーン中なので余計に現実から逃げたいのでした(笑)