見出し画像

60年周期の干支【何年に一度】

こんにちは 日刊マガジン【書くンジャーズ】毎週金曜日担当のウエノ(@ueno_k)です。

今週のお題は【何年に一度】です。

【何年に一度】と聞いて、すぐに思い浮かぶのは「うるう年」「オリンピック」「ワールドカップ」などですが、私が今回紹介するのは「干支」です。

干支とは、十二支と十干を組み合わせて60年を1周期とする暦の考え方で、古来より様々な占いとしても利用されてきました。

「干支って12年周期じゃないの?」と声が聞こえてきそうですが、字を見ると一目瞭然で、「干支」は「十干」の「干」と「十二支」の「支」を組み合わせて作られているように、10と12の最小公倍数である60年で一つの周期になります。

今年の干支は「己亥(つちのとい)」です。「十干」の「己」と「十二支」の「亥」の組み合わせです。

「亥(いのしし)」は、十二支の一番最後に配置されています。
易学では、「子(ね)」で芽吹いた草木が「辰(たつ)」で成長のピークとなり「巳(み)」で花を咲かせ「亥(い)」で再び種に帰ると、十二支を生命のサイクルと見立てています。つまり「亥」には「生命力を閉じ込める」意味があるとされています。

また、十干の「己(き)」は「“紀”に通じ、分散を防ぐ統制作用がある」とされています。

「己」と「亥」の二つの意味から、「己亥」の年は、新しい始まりに向けて準備を意味する年と言えます。

ここで60年前の「己亥」の年、1959年に起こった出来事を見てみましょう。

・南極基地に置き去りにされたタロとジロの生存が確認
・テレビ朝日他、民間のTV放送が始まる
・王貞治がプロ入り
・皇太子ご夫妻のご結婚
・東京オリンピックの開催が決定
・ミスユニバースに日本人が初めて選ばれる
・ソ連の月探査機が人類史上初めて月に到達
・第1回日本レコード大賞

60年前は、1月に南極でタロとジロの生存が確認され、皇太子殿下のご結婚、そして東京オリンピックの開催決定と、世の中がますます明るくなる話題にあふれた1年だったようです。

それに引き換え2019年は、日経平均の暴落という私たちを不安にさせるニュースからスタートしました。

しかし、暗い話ばかりでもありません。今年は5月に天皇の即位が予定され、元号が変わりますし、東京オリンピックの開催までは1年半と、60年前と酷似した明るい出来事もこの後に控えてます。

テレビの分野も60年前と酷似しています。昨年の12月には、いわゆる4K8Kと呼ばれている高品質の放送がスタートしました。放送が始まった頃はモノクロだったテレビ放送は、60年の時を経て、人間の毛穴まで写しだす、大画面高品質の画像に変わりました。

また、AI、CG、5Gなど最先端の技術もテレビ放送へ惜しみなく投入され始めています。年末の紅白歌合戦で披露されたperfumeのライブは、リアルとバーチャルの境界が判別できない本当にすごい映像でした。

60年前に比べて、技術革新のスピードは段違いに早くなってきています。

そして来年の干支「庚子(かのえね)」は、新しい生まれ変わりを意味しています。

新しい生まれ変わりの年に向けて、偶然にも昨年末からnoteで書く事を鍛え始めました。noteの効用は文章力を鍛えられるだけでなく、書くを鍛えることを目的に集まった方々との新たな交流にも役立ちました。

まだまだ2019年は始まったばかりなので、来年の事を言うと鬼に笑われそうですが、新しい生まれ変わりの年「康子」に何かをスタートダッシュできるように、「己亥」の今年は準備を怠りなくやっていこうと思います。

今日もここまで読んでいただき、ありがとうございました。



「スキ」で応援いただくと毎日の励みになります。