【お天気コラム】記録的な猛暑
こんにちは ウエノです。
毎週月曜日更新のお天気コラム。
まずは先週の天気を振り返ってみましょう。
1.先週の天気 ~各地で猛暑に~
先週の福岡地方は、月曜日にまとまった雨が降りましたが、火曜日以降は晴天が続きました。気温はこの時期にしては珍しく、30度を超す真夏日が3日も観測されました。
2.今週の天気 ~高温の日が続く~
今週も気温の高い日が続きます。ただし、先週よりは雲が優勢な一週間になりそうです。気温は連日25度を超えて夏日になる予報。水分をこまめに補給して、熱中症を予防しましょう。
3.お天気コラム ~記録的な猛暑~
先週の天気でお伝えしたように、先週は全国的に記録的な暑さとなりました。
先週末は各地で小中学校の運動会が開催されていたようですが、暑さのためにプログラムを短縮し、午前中で競技を終了させる学校が相次いました。
先週末は、とにかく記録づくめの暑さでした。
26日は26都道府県の275地点で5月の過去最高気温をうわまわり、北海道では、観測史上初めて5月に35度以上となる猛暑日を記録しました。
昨日、日本列島で一番気温が高かった場所は北海道佐呂間町で、なんと39.5度を観測。これまでの最高気温の記録だった、埼玉県秩父市で観測された37.2度を、2度以上も上回る観測値となりました。
気象庁によれば、北海道の道東で気温が上がった原因は「フェーン現象」によるものだそうです。
「フェーン現象」とは、気流が山を越えた時に暖かくて乾いた下降気流となって気温が上がる現象のことで、日本では強い南風が吹く時に日本海側で発生しやすい現象です。
今回の北海道では、大陸から日本付近へ移動してきた真夏並みの暖気が西風となって、北海道の真ん中にある山々を超えた際に、フェーン現象が発生しました。
気象庁が5月23日に発表した1ヵ月予報では、全国的に気温が高い日が続く模様。これから田植えシーズンでもあり、農作物への影響が懸念されます。