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【お天気コラム】今年の冬は、やはり暖冬?
こんにちは ウエノです。
毎週月曜日はお天気の話題です。
まず先週の天気を振り返ってみましょう。
この冬一番の寒気が流入
今年は秋口から暖かい日が続いていましたが、先週はこの冬一番の強い寒気が流れ込んで、福岡は最低気温が5度を下回った日が何日もある、寒い一週間でした。ようやく平年並みの気温に戻ったわけですが、先々週に夏日からの気温差が極端で体が慣れずに、体感的には気温以上に寒く感じられた方も多かったのではと思います。
私も慌ててマフラーとコートをクローゼットから引っ張り出して出勤しましたが、職場周辺は特に北風が強いので、地下鉄からの職場までの道のりがとても辛い1週間でした。
次に、来週の天気予報を見てみましょう。
来週の週末は雨
本日、17日の午前中は、雲が低く垂れこめる典型的な冬空でしたが、午後からは晴れ間も見えて天気は回復に向かっています。
今週は、この後、水曜日頃まで晴れの日が続き、木曜日から週末にかけては、雨が降る予報です。3連休の前半は雨、クリスマスイブの24日には天気は回復しそうです。
また、気温は再び平年よりも高めの日が続きそうです。最高気温が13度~18度、最低気温が9度~12度の予報です。
12月に何日、雪が降る?
今週末はクリスマス、来週末は大晦日と今年も押し迫ってきました。例年なら、福岡での初雪は11月の下旬から12月の上旬にかけて観測されることが多いのですが、今年はまだ観測されていません。
ここまで読んで「九州で雪?」と思われた方へ簡単に説明しますと、北部九州の冬は日本海性気候で曇りがちの日が多く、寒気が南下してくると雨が雪に変わり、内陸や山間部では数センチ、多い所では数十センチの雪が積もります。冬になると、橋や急坂には平地でも凍結防止剤が置かれ、山間部では道路わきに路肩を示すポールが設置される場所もあります。
私の故郷は福岡でも内陸の方なので、子供の頃は等身大の雪だるまが作れるぐらいの積雪が年に数回あったことを記憶しています。私は1月生まれで、これは父から聞いた話なのですが、私が生まれた日も大雪で病院へ行くのが大変だったそうです。
にも関わらず、今年は雪がまだ降っていないのは珍しい年なのかなと疑問に思い、気象データを30年間遡って、12月の降雪/積雪について調べてみました。
はじめに、雪日数と積雪日を見てみましょう。
1988年から2017年までの12月の30年間の雪日数は平均3.8日、積雪日数は平均0.5日でした。雪日数が一番多かった年は2005年の14日、積雪が一番多かった年は2010年の4日でした。
次に、初雪が降った日を調べてみると、30年間で最も早かった年は2001年で、11月14日に観測しています。積雪も1988年に11月28日の記録があるので、記録からも福岡の12月は、普通に雪が降る事が見て取れます。
今年の冬は、やはり暖冬
今年は今日まで雪が観測されていません。このまま月末まで観測されなかったら、1998年以来、20年ぶりの記録となります。1998年の冬も記録的な暖冬で、初雪が観測されたのは年が明けた1月19日でした。
このまま今年は暖冬になってしまうのでしょうか?すでに暖冬の影響で白菜やキャベツなどの冬野菜が店頭で安売りされており、消費者の財布には優しいものの、農家の懐には厳しい冬となっています。また、このまま暖かい日が続けば、冬物衣料などの売れ行きも低調に推移する事が予想されます。
今後のお天気の推移に注目しましょう。
本日もここまで読んでいただきありがとうございました。
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