ぼくらが変態と呼ばれる理由
ぼくらは、ずっと何かを探している。
いつからか、そんな気持ちに取り憑かれている。
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佐渡島庸平さんの『WE ARE LONLY, BUT NOT ALONE.』を読んでいて、ステキな引用に出会った。
そして、人生の謎が１つ解けた。
それは、ぼくらが、世間では頭がおかしいとか変わり者だと言われる理由だ。
「変態とは」目を閉じて花びんの形を両手で確かめるように自分の欲望の輪郭をなぞりその正確な形をつきとめた人達のことである
安野モヨコ『鼻下長紳士回顧録』
アルファのうちの何人かは、自分の欲望の輪郭を確かめる旅の途中にいる。
かくいう自分もそういう人間だ。
自分が楽しいと感じること、悦ぶこと、気持ちがいいことを探し続けている。
ぼくらの中には、自分の欲望の形を突き止め、欲望のために突き進んでいるものもいる。
世の中の多くの人々は、真の意味では、自分の欲望を突き止めようとはしていない。
自分の欲望を大枠・定型でしか理解していないから、自分と同じタイプの人間を見つけることができる。
だから、学校や会社といった同じ空間で、多数の人々と一緒に過ごすことができる。
だが、ぼくらは自分と同じ人間を見つけられないで彷徨っている。
これがぼくらが孤独な理由だ。
だから、ぼくらは集うのかもしれない。