アルファ抱負 Niki

以下は、ぼくらがアルファを設立した時のぼくの抱負。

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現代は個人主義の時代だと言われる。

家族・学校・会社としての価値観よりも個人の価値観の方が大事だ。
誰がなんと言おうが、自分が幸せだと思う道を突き進め。
しがらみに囚われていては、個性は発揮できない。

僕らは、街角の音楽や流行りのドラマにそう教えられ育ってきた。

だが一方で、現代人は孤独だ。
街ですれ違う人は、誰もあなたのことなんて気にしてはくれない。
人々は、毎朝、電車にぎゅうぎゅうに詰め込まれて、コンクリートジャングルへと送り込まれる。
夜には疲労感と上司への恨みつらみを抱えて、誰も待たない家に帰るだけ。

そんなストレスに溢れた生活を隠すかのように、SNS上では、キラキラした自分を演出する。
誰の暖かみも感じていないのに、誰かの目を常に気にして生きている。

このままでは、現代人の心は持たない。
だから、ぼくは個人主義の時代は近いうちに終わると思っている。
やっぱり人間は、集団として協力して行動し、誰かに励まされたり、時には叱責されたりしながら、互いに刺激を与えながら生きていたい生き物だ。

では、集団としての価値観を優先するために、個人を殺して生きる時代に戻るのか。
個人の思想よりも社会的通念が大事になるのか。

いや、そんなのは、やっぱりつまらない。
ぼくは、ぼくのやりたいことをしたいし、知りたいことを知りたい。
誰かに自分の価値観を強制したくもない。
多様性が、人類の進歩を生みだす最も大きな原動力になると思っている。

各々が、全然別の方向を向きつつ、協力出来るチームを作ることはできないか。
各々が興味のあることや、していることは違うにも関わらず、チームとして社会にいい影響を与えることはできないか。

そんなチームは、今の会社のような組織では決してない。
意思決定の中心や階層構造を持った、いわゆる"組織"としての体をなしてはいけない。

各々が、自分が最もやりたいことをすることで、チームとしての存在価値を高めるようなチーム。
お互いに刺激し合い、個人の価値を高めるだけではなく、
チームそのものが社会に新しい何かを生み出せるようなチーム。

そんな新しいチームの形をぼくらは生み出したい。
そのために、個人ができることをやっていく。
そして、新しいチーム・共同体の価値観を打ち出していきたい。

10年後には、個人としてもチームとしても世界を変えてみせる。