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市町村議員のなり手不足

いろいろな記事があり、いろいろな要因分析もされている。
1期目を務めても2期目まで続かないケースも少なからずあり、懸念されている。私は議員のなり手不足の要因は「2期目は立候補せず、1期でやめてしまう」というケースから考えるのが、最も正しい結論に近づくと思う。

議会で無力感がよぎる時

2024/9/6全員協議会のような場面

自分が今までに得た知識が、議会の論理(?)で否定されたり遮られたりした時。

仕事でも勉強でも 机に広げた資料を理解するのが、まず初めにすることだと思ってきたし、そうしてきた。理解のためには、調べる。学生の頃なら資料集や参考書、今なら先ずインターネット、次に電話・対面・現地まで行くなど、いろいろな調べ方を身に着けてきたつもりだ。

議員の役割は、議会での審議内容を理解し、賛成か反対かの判断をすること。私の判断基準は「将来世代に負の遺産は作らない」という事。

だから、ジャッジしなければならない案件の内容は知りたい。
行政側の説明だけを判断材料にすべきではない。都合の悪いことは、誰しも積極的には話さないから。違和感を感じたことや整合性がないことは、調べる。町以外の行政機関や会社・各種団体等に問い合わせることもする。

全体像がつかめない資料を渡されて、口頭説明でも不明なままだったら、不明点を質問して理解していきたい。

今までの仕事だと、不明な点に気づき調べ明らかにしていくことは、大事なことだった。実績があり知識がある方ほど、短い時間で不明点に気づき、問題を精査して整えていくことができていた。

行政側が答えなかったり答えられなかったりしたら、繰り返し聞く。例えば6月議会で答えが出てこなかったことは、次の議会でも聞く。

最近の議会では、「今は、そういう話をしているのではない」と質問を遮られることが出てきた。審議の内容を狭く定義する考え方のようだ。契約締結の件なら、相手先の会社や金額のことだけが質問範囲、という解釈なのだろうか。

対象の案件を理解するためには、広く情報が欲しい。契約締結の件なら、契約内容やその根拠となった数値、経緯は知りたい。そうでないと、金額が高すぎるのか・安すぎるのか・適正なのかの判断はできないと思う。

そこを、行政側に制止され、議長にも止められると、非常に残念だ。

席に座って、採決の起立や挙手をし、質問で審議時間が長くなるのは歓迎しない雰囲気を感じる時もある。議長の「質問はございませんか」の声に「なし!」と議員席から声がとぶ・・(それでも手を挙げて質問しますが、気にはなっている)。議事の途中で離席することも咎められない。
そんな様子の中にいるとき、「議員のなり手不足」は当然の帰結だと、その結論しか出ない。

みなさん、いい方

議員の方々は、みなさん良い方だ。
でも、「良い方」「地域代表」で、市町村議員が選ばれる限り、議員のなり手は不足したままだと思う。

関係性を良好に保つため、議論を好まないから。
自分の地域の課題を優先対応してもらうためには、権限を持つ町長側に立つことが優先されるから。

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トップに、朝日新聞の特集が貼ってありますが、その中に私が取材された記事があります。読んでみてください。
https://www.asahi.com/articles/ASR4S750HR4SUTNB008.html?iref=special_chihogikai-diversity

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