この世に生まれてきた意味 20代後編
こんにちは
ほぐしびとwordsです。
20代後半編もお付き合いください。
次女を産み落とした私は旦那と別れ、友達の力を借りて就職出来た。部屋を借り細々と親子3人で暮らしていた。幸せだった。私を必要とする二人がいることに満足。色んな困難もあったけど子供の顔を見たら疲れもぶっ飛んだ。
長女が2才半の時…父に呼ばれた。『どんな形でも孫の顔を見せてほしいし抱き締めてあげたい』と…なんか嫌だった。私ではなく孫なんだ…娘に愛情注げない人達が言う言葉じゃないんじゃねぇの?無性に腹が立ったのだが…何故か変な期待を持って実家に行く。
実家には兄はいなく両親だけだった。それだけでも安心する私。19才から24才まで帰ることもしなかった。実家は猫で溢れかえっていた。12匹…ビックリした。座っていると膝に座り込む猫ばかり。可愛かった…動物はやっぱりいいよなぁ~と緊張もほぐれた。
母が『マー君いないから寂しいのよ』第一声がこれだった。もう慣れっこだが悲しくなる。父は『一緒に暮らさないか?お前も大変だろ』と…頑なに断った。母の顔がチラリと見えた…ホッとした顔。この頃両親は借金も返し終わり辛い日々を乗り越えていた。きっと気持ち的にも落ち着いて私を受け入れ態勢が出来たのだろう。
母が『たまには一緒にご飯食べよう。孫の面倒見てあげるから』えっなんと言いましたか?面倒を見ると?どんな顔でおっしゃっていますか?母の顔を覗き込むと…信じられないぐらい優しい顔をしていた。今まで私が拒絶していたのは何だろう?いや!騙されてはいけない。この人は私を受け入れない人。だからこそ信じてはいけないと意固地になる私。だけど子供達にじいちゃん、ばあちゃんがいないのも…葛藤。
付かず離れずで行こう。私はやはり親の前では感情を出すのが苦手なようだ。
ある日母が…『あんたさぁ、お見合いしなさい。だらしないから一人で子供育てるの』また始まったよ…母の世間体。私は困ってないし、今がいいのにと思うが言えない。言わないからあれよあれよと流され地主さんの孫とお見合いさせられた。
相手方に気に入られ…私の意思なく結婚。旦那になった人は…半端ないマザコン。結婚生活は8ヶ月で終わった。母の目論はあえなく散る。
私が27才の時『父さん独立してCM企画会社立ち上げるんだけど…お前に手伝ってほしい』経理、事務は勿論だがAD…ある意味駒使い。
私の月給は15万…まぁ何とかやっていけるし親孝行するなら今しかない。仕事は楽しかった。計算は出来ないからそこは父に…でもたくさんの人に会い色んな事を教わった。
父に感謝だった。知らない世界。父がこの仕事にこだわりを持って生きていたのもわかるような気がする。夢を追い続けてまわりには迷惑をかけているが…楽しく生きるを全力でやっていた。
読んでいただきありがとうございますm(__)m
次回は30代の私を綴って行きます。20代は少しだけ大人になり、たくさんの葛藤の中を生き抜きました。まだまだ親には自分の気持ちを言えない日々が続きますが…今の今まで言ってないことに気付かされました。ありがとうございますm(__)m