この世に生まれてきた意味 20代前編
こんにちは
ほぐしびとwordsです。
高校を卒業してからの私の無茶苦茶人生です。懲りずにお読みいただけたら光栄です。
高校は言うまでもなくギリギリ卒業。卒業後照明会社に就職しながら、怪しい仕事をしていた。相変わらず家には帰らず。まだ携帯がある時代でもないので親に連絡することもない。
そんな時にポケベルがなる。悪友からだ。私にいつも寄り添ってくれていた友達が…亡くなったと…
頭の中が真っ白になる。まただよ。なぜ私の大好きを奪うのか。心が乱れる。支えが次々と亡くなる。私がそんなに悪いのか?だから全てを奪うのか?なんで私を殺さないんだよ…
生きる屍。この言葉が一番マッチングする時期だったのかもしれない。
もう誰でも良かった。寄り添ってくれる人が欲しく、中学からふっついたり離れたりしていた彼のところに身を寄せた。『私といると死ぬかもしれないよ』私は本音を言う。『まぁ明日死んでも今日が楽しかったらいいべ』と呑気な彼。私は甘えた。恋愛ごっこ第二段。
そんな時、警察に捕まった。怪しい仕事で摘発されたのだ…もちろん幹部が捕まったから私達売買人も捕まる。
当たり前だが母は面会にも来ない…本当に捨てられた。父は笑いながら『お前は神様だな。まぁ次々と面白いことしてくれるもんな。次は何するんだ』私は言いたかった。家族が愛してくれていたら…こんな人生歩んでねぇよ…と。でも笑っていた。悔しすぎて笑っていた。
自分が一番悪い。転落の方を選んでいるのは私。人のせいにする自分が一番悪い。暖かい人を知っていて、そんな風に生きていきたいのに…上手く生きれない。もがくしかなかった。
刑期を終えて帰る場所は彼のところ。実家に帰れば何かが変わっていたかも知れないが…無理だった。
まともな仕事しなきゃなぁ~気持ちはあるけど雇ってくれるところはない。そんな時妊娠。メチャクチャ嬉しかった。本当の家族出来るんだ。20才でママとか不安は一切ない。彼も最初は喜んでいたが…お腹が大きくなるうちに怖くなってきたのか不機嫌な態度を取るようになった。自信がなかったんだと思う。父親になるということに。
喧嘩が耐えなくなってお腹を蹴られ…流れてしまった。命が…また私の大事な命が…彼を責めた。責めまくったが…一緒にいるしかない。情けない自分。なぜコイツといるのかわからない…わからないけど私にはここしかなかった。
1年後また妊娠。今度ばかりは絶対に産んでやる。彼に反対されても絶対に産む。必死にお腹を守り私は長女を産み落とした。
パラダイス。私の家族~絶対に離さない。私の分身。依存が始まる。誰にも渡さないし預けない。
そんな私を彼はよく思う訳がない。彼に対する愛情は最初からないが子供には気持ちが悪いぐらい注いだ。ヤバイ親。
彼は長女が泣けば怒鳴る。叩く。私は必死に守るのみ。弱いものにしか手の上げれないチンケな奴。このままこの状態が続いたら…命が…また亡くなるんじゃないか?私は不安でしかなかった。
そんな時にまた妊娠。彼に話すと激怒。もうここにもいれない。私は逃げることしか考えなかった。私の命より子供の命が奪われるのは絶対にあってはいけない。限界に達していた。
悪友に相談するとすぐに迎えに来てくれた。昆布漁をしている悪友の実家に避難。悪友の両親は私が逃げてきたこと、今妊娠していること、実家には帰れないことを話すと『何も住込で働きながらここにいれ~手~足りなかったんだぁ~』えっ住んでいいの?働いてもいいの?お金までくれるの?
私は恵まれていると感じた。
もうダメだぁという時に素敵な人に救ってもらえる私がいる。感謝して生きていく。子供のためにも私はしっかり大地に足をつけて生きていかなきゃいけないんだ。そう誓い私は次女が産まれるまでお世話になった。
読んでいただきありがとうございますm(__)mこんな過去を持つ私ですが不幸は続かないです。30代もまだまだ殻から抜け出せずにもがいてましたが…何かを捨てることでステップアップ出来るんだと感じております。次回は20代後編です。ありがとうございますm(__)m