夢を企画にのせて。
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
今回は、現在受講中の講座、
宣伝会議さん企画。
コピーライター、アートディレクター養成講座
「アートとコピー」
この第三回講義が5/11に行われました。
そこからの学びを少しまとめてみたいと思います。
夢を企画にのせて。
この講座の特徴は月に1度行われる講義に向けて、毎回違う課題を出され、それをペアで作っていくことにあります。
第三回講義の課題は、販促コンペに向けての企画書の制作。
講義は、各ペアから提出された課題を共有し、そこから企画書について考えていく、というものでした。
講師の阿部広太郎さんの言葉にもあるように、
という言葉を腹落ちさせてもらえる内容だったと思います。
せっかくなので、この言葉を少し掘り下げながら企画書というものの役目についても少し考えてみます。
企画書はラブレター
「ラブレター」という言葉を調べてみると、
このように出てきます。
告白をする→思いを伝える、これをする目的は、
「相手との関係をさらに深いものにしていきたい。」
だったり、
「相手と、これから新しい関係を作っていきたい。」
と、なると思います。
そこで、大事になるところは、相手へのメリットの共有となります。
初めましての相手であれば、
を伝える必要があり、ここでいうメリットは、
これになるのかと思います。
そこには、ただただファンタジーな話をするのではなく、
程よく実現する可能性を見せながらワクワクしてもらう、
という絶妙に「良い加減」と、「いい加減(適当さ)」が大事になりそうです。
そして、
と、思ってもらうことができれば念願叶って、お付き合いが始まるということになります。
これが私なりの「企画書はラブレター」の解釈になり、
このように噛み砕いて考えてみると、この言葉に納得感が出てくるかと思います。
「共に作っていきたい関係(未来)を共有し、ワクワクしてもらうこと」
ここが企画書を作る上での肝になる、というわけです。
どこまで作りこむか問題。
ここで、今回私が悩んだところが、
「どこまで作りこむか。」でした。
先ほどもあげたように、
相手にワクワクをさせられても、ファンタジーで終わってしまっては意味がありません。
実現可能性をしっかりと想像させることも、相手への誠実な態度だと思います。
ただ、そこを作りこみすぎると、ラブレターが説明的になりすぎ、とんでもない長文になってしまいます。
企画書(ラブレター)を送りたい相手は、モテる(魅力的)方である可能性が高く、複数のラブレターを受け取っている可能性があります。
魅力的な人は忙しい!
そう考えると、いきなり届いたラブレターに、
アナタとお付き合いができたあかつきには、
デートは月に何回、日常的な連絡の仕方は・・・
など、事細かに書かれていたら胸焼けしてしまいます。
見知らぬ人からそんなラブレターが届いたら恐怖ですらあります。
これは対企業でも一緒で、どうやって最後まで読んでもらうかを考えて工夫をするべきです。
長文、短文のメリットデメリット
長文は、丁寧に伝えることができるが、最後まで読んでもらえない可能性が上がる。
短文は、最後まで読んでもらえる可能性は上がるが、企画の趣旨や、実現可能性を伝える難易度が上がる。
企画書にはどちらが向いているかは、相手との距離感などによって変わってくるため場面場面で使い分ける必要があるように思います。
ただ、最低限最後まで読んでもらうことはクリアするために意識を置いた方が良さそうです。
本当にモテている人
私がこれまで見てきた中で、本当にモテている人は、
が、多かったように思います。
適当なことを言って相手を楽しませていて、有限実行することで信頼も作っていく。
「モテているから、さらにモテる」という好循環を作れています。
その最初のモテを生み出すキッカケを作るのが、ラブレター(企画書)ということになります。
夢を企画にのせて。
今回の記事をまとめると。
企画書を制作するにあたり、まずは、
共に作っていきたい未来、「夢」を明確にイメージする。
ここが全ての土台になり、その次に企画書があります。
この「夢のイメージ」を中途半端なものにしてしまうと、熱の乗らないブレたモノになってしまいます。
そのイメージを共有し、ワクワクしてもらう。
相手が喜ぶかを意識する。
まずは、ここを大事にして制作していくといいかと思います。
企画書は出会いの入り口となり、信頼を得られればそこから仕事が広がっていく可能性のあるもの。
そう考えて一つ一つの企画を丁寧に作っていこうと思います!
以上、ウエマツでした〜
今回の記事の内容を深掘りしたい方には、この本がオススメ!
阿部広太郎さん著
『コピーライターじゃなくても知っておきたい 心をつかむ超言葉術』