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『広告は、死なない』アートディレクター・副田高行から学んだこと。

みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。



今回は、現在受講中の講座、
宣伝会議さん企画。
コピーライター、アートディレクター養成講座
「アートとコピー」

この第二回講義が4/13に行われました。

ゲスト講師は、
アートディレクターの『副田高行』さん。
日本の広告デザインのレジェンド的な方です。


副田さんの紹介記事はコチラ ↓




副田高行という男


講義が始まり、副田高行さんが会場に入ってきた。

パッと見た印象は、しっかりと身なりを整えたおじいちゃん。
身長も170cmないくらいか、現在74歳の副田さんの第一印象はそんな感じでした。

デザイナー特有の奇抜さもなく、とりわけ目立つ感じでもないが、
柔らかい雰囲気の中に一本しっかりとした線が通っているように感ました。


副田さんの話し方は見た目の通り、柔らかい口調ではあるけれど、
そこにはデザインへの愛をふんだんに感じられ、とにかく楽しそうに話す姿がとても印象的でした。

副田さん自身も言っていたけれど、
よく話がそれてしまい「登壇時間が長くなってしまう」とのこと。
楽しそうにデザインの話をする姿を見ていて、

「朝まででも付き合います!!!」

と、心の中で叫んでいた自分がいました!
それくらい、楽しそうに話をしている姿は魅力的で、

「こんな歳の取り方をしたい」

とも思い、
私自身がグラフィックデザイナーという仕事を選んだことをとても誇らしく思える、そんな出会いになりました。


広告は、死なない。


講義の冒頭、
「世の中の広告は、ろくでもないモノが多く、死んでしまっている。」

このような話から始まり、

中途半端な表現が多く、それでは伝わらない!
やるならとことん真っ向勝負!

と、話にもどんどん熱が入っていきました。


そして、表現において『ヘタウマ』という概念を今でも大事にしていること。

『ヘタウマ』
湯村画伯の「ヘタウマ」理論。

「ウマウマ」じゃ、技術の自慢でとりつく島もない。
「ヘタヘタ」な奴は、仕事なんかやめちまえ。

「ヘタウマ」こそがクリエイティブの極地。

書籍、『時代の空気。副田高行がつくった新聞広告100選。』より。

広告表現はユーモアに!

その言葉を本人の口から聞けて、私自身とにかく楽しむことを大事にしている身として、迷わずこのまま進む自信と勇気をもらえました。

先日書いた自己紹介マンガの1ページにもこのように書いています。


広告デザインとは


数々の広告を作ってきた副田さんから学んだ広告デザインとは!

・広告はアートではない、自分の表現を押し付けてはいけない。
・新聞広告はジャーナリズム。
・表現はユーモアに
・人を幸せにできるものを作ろう!

私が強く印象に残ったのは上記のメッセージでした。


第二回講義に向けて課題が出されていました。

今回の課題は「某会社の企業広告を作る」でした。

課題に向けて「見た瞬間に伝わるモノ」を特に意識していました。

ただ、今回の講義を受け、フィードバックも頂いた中で見落としていたのは、

  • 伝わりすぎるとそこで完結してしまい文章を最後まで読んでもらえない可能性がある。

  • ポジティブでもネガティブでも、見た人の心がザワつく仕掛けを作る(ビジュアルも、キャッチコピーも)。

  • 真面目になりすぎてユーモアが欠けてしまっていた。


このあたりかと思っています。

伝わりやすさは大事だけど、立ち止まってしまう「ナニカ」をしっかりと設けることはSNSや、ネット上でも必要な技術です。

ここもしっかりと磨いていきたいと思います。


楽しい人生にしましょう


講義の最後に副田さんから、

「どうせなら、楽しい人生にしましょう。」

という言葉をいただきました。

今回の課題では、真剣に取り組んだ分、悔しかった部分も多かったですが、
学ぶこともとても多かったです。

次回はもっと面白いものを作ってみせます!

これからもたくさんジタバタしながら、

『楽しい人生を、デザインしていきたいと思います』


講義の最終回も副田さんが登壇されるらしいので、この講義期間内でなんとか一矢報いたいと思います!

副田高行さん、阿部広太郎さん、そして運営のみなさん、
本当にありがとうございました。


以上、ウエマツでした〜


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