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プロレスマスク × 企業ブランディング!キャラが“自走”する仕掛けとは?

みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。

今回は現在制作している「プロレスのマスク」からキャラクターブランディングを少し考えていきたいと思います。


まず、今制作しているマスクはとある企業からの案件のものになります。
企業側から「営業の時などにネタとして使える」というお題で依頼をいただきました。

現在、職人さんの手で徐々に完成に近づいてきています。
無事納品が終わったらモザイク無しのものもお見せします。


まず、このマスクの制作の依頼の背景を簡単に説明すると、

その企業の役員の方と私が知り合いでした。
私がレスラーのマスクなどのデザインをしていることも知っていて、興味と遊び心で「作ってみたい」と言っていただきました。

このように、使う用途なども全くない状態での依頼。

でも、せっかくだし作ったものを渡して終わりでは面白くないので、納品の時に合わせて企画書も渡すことにしました。

ここが今日の時点での現在地です。


今回デザインで大事にしたのは、

  • その企業の象徴となる

  • 「遊び心」を表現する

なので、デザインもあえて「ベタ」なプロレスのマスク、になるように意識しました。

実際にレスラーのマスクを作る際には、少しベタから外すことを意識しています。


というわけで今回は「ベタ」な感じを出すようにツノを付けたり、大味なデザインにしました。
色はコーポレートカラーに合わせています。



ここから企業用のマスクをいかにキャラクターとして作っていくのかを考えます。

プロレスのマスクはそれなりにビジュアルとしてのインパクトがあります。
絶対に避けたいのは「内輪ノリ」の痛い企画になること。

考えてみてください。
知らないおじさんがマスクを被ってはしゃいでいても何も面白くないですよね。
なんなら「痛い」と感じて引いてしまう。

このSNS時代。
当然その企業もYoutubeや各種SNSでの発信もしています。

そこで、そんな地獄絵図をさらすことがないようにしなければいけません。

そこで目指したいのは、
「キャラが自走する」まで作り上げ、伝え続けていくことです。

例えば、

ドラえもんの、のび太とジャイアンが公園で対面したら。

このような状況になると、なにかしらの形でのび太がイジメられる。
ということになるのが容易に想像できます。

このような状況になるくらいそのキャラの「人格」を作りこむ。

そのための打ち手として私は「マンガ」にして伝えていくことがとても相性がいいように思っています。

その理由は、

『読む際の心理的ハードルが低い』

視覚的に直感的に理解できる

  • 文章のみのコンテンツに比べ、情報量が多くても「絵」があることで一瞬で内容を把握できる。

短時間で読める

  • 文章よりも「サクッと」読めるため、SNSなどで流し見するユーザーにも届きやすい。

活字離れの層にもリーチできる

  • 活字を読むのが苦手な層(若年層、ライトユーザー)にも自然と受け入れられる。

エンタメとしての受容度が高い

  • 真面目な内容も「面白く」伝えられ、企業メッセージを押し付けがましくなく届けられる。


『ストーリー性を持たせやすく、共感を生みやすい』

キャラクターの個性を視覚と行動で伝えられる

  • セリフや動きだけでなく、表情や仕草で「感情の流れ」を表現できる。

  • これにより、キャラクターの魅力が直感的に伝わり、共感しやすい。

読者がキャラクターを「身近に感じる」

  • 文章だけの広告や動画よりも「登場人物」としての距離感が近くなる。

  • 連載形式にすれば、キャラクターに愛着が湧きやすく、ファンが育ちやすい。

企業のメッセージを「自然に」伝えられる

  • ストーリーの中に企業理念や商品の特徴を織り交ぜることで、広告臭さを抑えつつ情報を伝えられる。


『SNSやデジタルとの相性が抜群』


SNSで拡散されやすい

  • 画像1枚で完結する漫画は、SNSでシェアされやすい。

  • 「面白い!」「ためになる!」と思った人が拡散することで、企業の認知度が自然に広がる。

シリーズ化・継続しやすい

  • 1話完結のショートコンテンツとして展開できるため、定期的な投稿がしやすい。

  • 連載が進むと「次回が気になる」という心理が働き、フォロワーが増える。


『コストが抑えられ、継続しやすい』

動画よりも制作コスト・時間がかからない

  • 動画コンテンツは撮影・編集などで手間とコストがかかるが、漫画は一人でも制作できる。

長期的に蓄積できる資産になる

  • 過去の漫画も再利用しやすく、企業のコンテンツアーカイブとして活用可能。

  • 漫画をまとめて「小冊子」や「Webコンテンツ」に展開することで、さらに認知を広げられる。


『企業ブランディングにも貢献』

堅苦しい企業イメージを和らげる

  • 「親しみやすい会社」「遊び心のあるブランド」としての印象を作れる。

独自の世界観を作りやすい

  • キャラクターの性格や設定を通じて、ブランドの価値観やストーリーを伝えられる。

競合との差別化

  • 「企業×漫画」という取り組み自体が新鮮で、競合との差別化ポイントになる。


このようなところが考えられるかと思っています。

なにより、知らないおじさんがマスクを被ってスベるという地獄絵図を回避でき、例えスベッても心理的ダメージが無いのは魅力ですよね。

イメージとしてはこんな感じです ↓


これが上手くいけば、そのキャラやマスクを活かして実際にプロレスイベントなどを打ってみるのも面白いのかもしれないですね。

その時はプロレスラーにマスクを被らせてそのキャラになりきってもらうのもアリだと思います。

なんにせよ、まずはしっかりと認知をとっていくことを意識していく。
そこを目指せるとてもふざけた企画書を制作していきます。



というわけで今回はこれくらいで!
以上、ウエマツでした〜

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