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選ばれる意味を持つ!
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
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今回は、モノ作りへの姿勢に対して
最近少し考えていたことを書いていきたいと思います。
これだ!
という明確な答えがあるわけではありませんが、
今までやってきたデザインのお仕事や、
最近練習や、勉強のために書いているマンガの制作を通して自分なりに感じたことを書いてみたいと思っています。
日常を大袈裟に切り取る!
マンガ制作を通して気付いたことなのですが、
『日常』
違う言い方をすると、その人の『当たり前』とでも言いましょうか。
それを大袈裟に表現することこそがデザインの本質というか、
自分がモノ作りをしていく際の軸になる姿勢になるのかと考えたりしました。
例えばマンガだとわかりやすい思いますが、
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体の大きい人を伝わりやすくするために他の登場人物よりも大きく描いたスマートフォン!
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何かに気付いたことを勢いよく表現するために目のアップや演出!
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自分の思いついたアイディアを自画自賛するための、アホに振り切った演出!
何気ない日常の一コマをクスッと笑えたり、少し感動するものにする。
これこそがデザインやモノ作りをしていく上で一番重要な力ではないのか!
と、最近は思うようになりました。
デザインの本質とは!
デザインの本質というと少し仰々しいかもしれませんが、
デザインとはただビジュアルを整えるためのものではなく、
本当にいいデザインは、
問題を解決し、ビジネスを強くする!
このように考えている私にとって制作するにあたって大事なのは、
表現するべき日常(当たり前)を大袈裟に切り取る!
これではないのかと考えています。
当たり前とは何か?
そこで『当たり前』とは何か?
それは、
人、モノ、サービスの『本質的な魅力』です!
本質的な魅力は、提供者からしたら当たり前で気にも留めていないようなところにこそ隠れているように思っています。
その魅力にしっかりと気づき、
そこに、お客様の抱えている課題であったり、達成したい目標を掛け合わせてどのように表現していくのか!
その表現の仕方を考え、形にしていくことが私の仕事だと思います。
大袈裟に切り取るとは!?
大袈裟に切り取るとは!
大袈裟という言葉を使いましたが、
先ほど例に挙げたような派手な表現ばかりをするというわけではありません。
時には、派手に!
時には、質素に!
時には、多くの言葉で語り!
時には、一言で伝える!
この緩急をしっかりと使い分け表現する!
これに尽きるのかと思っています。
ただ闇雲に緩急をつけるだけではなく、
しっかりと伝わりやすいように大袈裟(大胆)につけていくことが重要だとも考えています!
これは、デザインだけでなく、
キャッチコピーの制作
HPの制作
など、さまざまな場面で応用できると思います。
ウエマツのモノ作り!
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ここまで自分の考えを書いてみたわけですが、
これを記事にしてみようと考えたキッカケはマンガの制作をしたことが大きかったです。
マンガって書いてみてわかったのですが、
微妙な表現って伝わりづらいんです。
それに微妙な表現を続けていくと、読んでいて単調になってしまい飽きてきてしまいます。
キャラクターの表情や、セリフの量、コマの割り方に至るまで全てに神経を注がなくてはいけません。
細かいところまで神経を注ぐというのは当たり前ではありますが、
そこに『大袈裟』にするという意識を加えることができたのはとてもありがたい気づきでした。
初めて書いたマンガは、
右も左もわからないのでYouTubeでマンガの書き方の動画を見たり、
さまざまなマンガを読み漁って自分の好きな表現をマネすることから始めました。
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マネをすれば誰でもそれっぽいモノは作れます。
世の中には本当にたくさんのクリエイターの方達がいて、
今はAiで絵も簡単に描ける時代になりました。
その中で、
「私がデザインをする意味ってなんだろう」
と、今一度考えるいいきっかけになりました。
そして現時点での私の答えは、
当たり前になっているモノを大胆に切り取る!
私にとっての常識は、誰かの非常識であったりすることはよくあることかと思います。
その、
誰かにとっての非常識である、その人の常識(魅力)に気づける人間でありたいと思っています。
そこを大胆に切り取り、
時には喜劇的に!
時には悲劇的に!
その魅力を大袈裟に、
何より劇的に表現できる作り手でありたいな、
と思いました。
そこを追求していった先に、
この時代の「自分らしさ」と「ウエマツだから!」という、
選ばれる「意味」とも言えるものができるのかと思います。
この思いに対して、しっかりとした信念のもとネーミングをして、自分の看板の一つとして掲げられるものに練り上げたいと考えています!
この考えはこの先、時間をかけて進化し変化していくかもしれませんが、
今はこの考えを大事にし、丁寧にモノ作りに励んでいきたいと思います。
以上、ウエマツでした〜
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