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Aiは信用できない?
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
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どうでもいいと思いますが、いつも挨拶の際に使用している画像を変えてみました♪
今回は、最近少し考えていたことを、
何か明確な答えがあるわけではありませんが、ダラダラと書いてみたいと思います。
Aiに感じた不安。
少し前の記事でも書きましたが、現在絵本の英語版を制作しています。
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そこで、Chat GPTに日本語の本文を読み込み、英語で翻訳してもらうことにしました。
今回は「GPTs 」で、絵本自体を全て読み込んで、そこから対象になる読み手や、世界観なども共有して設定しました。
そこから本文を全て翻訳する、という手順も踏んでいます。
そこから出てきた英語訳はこのような感じ↓
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最初の文章にはこのように書いてあり、全文を続いて訳してくれてあります。
Here's the English translation for the text you provided. I've aimed to keep the translation simple and clear to be understandable and engaging for children:
あなたが提供したテキストの英語訳は次のとおりです。 私は、子供たちにとって理解しやすく魅力的な翻訳をシンプルかつ明確に保つことを目指しました。
そこで感じたのが、
「自分にはこの英文を確認する能力がない」ということからくる不安でした。
Aiの出してくれた回答は、きっと間違いのない英訳になっていて、これを読んだ人にも内容は伝わると思います。
そこは、信用しているけれど、
「絵本としての楽しさ」であったり、
実際の絵と文章を合わせた時に生まれる「エモさ」などをしっかり表現できているのか、というところにとても不安を感じました。
ただ、情報を伝えるだけならこれで正解だと思います。
ですが、ひとつのアート作品として、となると話は別だと思いました。
例えば小説でもそうですが、ほんの少しの言い回しひとつで感情に届くかどうかが変わってしまいます。
そこが、情報を伝えるだけの文章と作品とをわけている差だと思っています。
Aiには能力が足りないのか?
では、「Aiには能力が足りないのか?」
少しここを考えてみたいと思います。
ここの答えは言うまでもなく『NO』です。
能力は充分にあり、人間では到底太刀打ちできないところも多く、
有能、無能で分けるなら明らかに『有能』です。
ただ、その中でも「得意」「不得意」があるだけで、
大量のデータをまとめるとか、数千字の文章を要約してもらう、など他にも人間では不可能な時間での返答をしてくれます。
では、苦手なところは何か、と考えてみると、
それは「感動」などを生み出す「世界観」や「ストーリー」といったものの制作だと思っています。
みなさんの中にも、Chat GPTで文章を作ってもらったことがある方は多いと思います。
そこそこいい文章はできてくるけど、感動して泣く小説などのレベルの文章はできてきてはいないと思います。
例えば、今回の絵本でも使った生成Aiを例にしてみると、
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とても可愛らしい男の子が本の数十秒で描けてしまいます。
ただ「可愛い」だけだとこれでこの男の子に感情移入することはありません。
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丁寧に作られた「世界観」や「物語」があってはじめて作品として完成すると思います。
私なら、世界観の構築のための編集や、ディレクション。
Aiなら、世界観の構築に必要な素材の提供。
お互いの得意なところを出し合い作りあげる、Aiはとても優秀なパートナーだと考えています。
まとめ
ダラダラと今考えていることを書いてきました。
結局今回の不安の原因は何かというと、
ただの私(ウエマツ)の能力不足です。
ただ、英語が全然理解できていないから、自分で確認ができないだけということです。
例えば、人間のとても優秀なビジネスパートナーがいて、仕事をお願いしたとしても、必ずあがってきた仕事の最終チェックはすると思います。
それが今回は自分に能力がないからできない、というだけでした😅
そこは、
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という気持ちでいっぱいです!
なので、今回の解決策としては、最終チェックを私の姉にお願いすることにしました。
姉は翻訳家として現在でもとても忙しく活躍しています!
これだけ、Aiや翻訳アプリが発達していても、翻訳家という仕事がなくならないのは、今回書いたことなどが理由ではないかと考えています。
なので、今回の結論としては、
Aiは本当に優秀な助手である!
作品としての作り込みや、仕上げ、最終チェックには人の手が重要!
このあたりかなと思います。
以上、ウエマツでした〜
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