MECEゲーム
ロジカルシンキングやマーケティングのフレームワークは本を読んだり講義を聴くだけでは身につかない。
頭を使って練習しないといけない。
ゲームにしたら簡単に楽しく学べるのではないか?と思ってMECEゲーム考えてみたら意外に盛り上がったのでnoteにまとめてみました。
必要な人数・もの
人数:3人以上が理想的
持ち物:紙と筆記用具
ゲーム進行
1.お題に対してMECEで考えられるだけ分類する(5分間)。
お題は誰が決めてもOK。
3つ以上で分類する。
「その他」はできるだけ使わない。
2.分類したMECEを手持ちのカード(紙)に書く
1枚につき1分類(MECE)を書く。
3.考えたMECEの内容を順番に発表する。
発表者は2で書いた紙を1枚出して説明する。
みんなで発表者の内容がMECEか判定する。
発表者と同じ内容のMECEを考えた発表者以外の人は同じMECE持ってますと宣言する。
4.3を2巡する。(2回発表する)
5.下記ルールで獲得した点数の多い人が勝ち
得点ルール
発表者
【0点】MECEで分類できていないと誰かに指摘される
発表者がMECEで分類できている場合
【2点】自分以外、誰も考えてないMECEで分類している
【0点】発表者含め全員が同じMECEで分類している
【1点】上記以外
聞いている人(発表者以外)
【1点】発表者と同じ内容でMECEで分類している
補足
実際にMECEになっていない場合でも誰からも指摘されていなければOK。
2巡目に発表する内容がない場合はパスされる(発表なし)。
発表しなかった&被らなかったMECEは無得点。
サンプル・例
参加者:山口・伊藤・田中・鈴木の4人
お題:日本
発表順:山口 → 伊藤 → 田中 → 鈴木
サンプルとして、1巡目だけ書きます。
発表者:山口
山口:都道府県で分類
伊藤:同じの考えました
田中:同じの考えました
鈴木:同じの考えました
発表者含め全員が同じMECEで分類しているため山口は0点。他は1点。
【得点経過】
山口:0点 伊藤:1点 田中:1点 鈴木:1点
発表者:伊藤
伊藤:春・夏・秋・冬の四季
山口:MECEだね。考えてないです。
田中:MECEだね。考えてないです。
鈴木:MECEだね。考えてないです。
自分以外、誰も考えてないMECEで分類しているから伊藤2点。他は加点なし。
【得点経過】
山口:0点 伊藤:3点 田中:1点 鈴木:1点
発表者:田中
田中:地方で東北地方・関東・関西・九州地方
山口:北海道抜けてるし……
伊藤:関西じゃなくて普通は、近畿じゃない?
鈴木:四国は?中国地方は?
MECEで分類できてないので田中は0点。他も加算はなし。
【得点経過】※変更なし
山口:0点 伊藤:3点 田中:1点 鈴木:1点
発表者:鈴木
鈴木:プロ野球チーム。セリーグとパリーグのチーム名全部だす。
山口:MECEだね。考えてないです。
伊藤:MECEだね。考えてないです。
田中:同じの考えた
MECEで分類した鈴木と同じのを考えた田中に1点ずつ加算。
【得点経過】
山口:0点 伊藤:3点 田中:2点 鈴木:2点
補足:本当は独立リーグもプロ野球チームなのでセリーグとパリーグだけでは漏れがありMECEにはならない。でも誰も指摘しなかったのでゲーム上は加点される。発表内容を後で見直したり、他の人に見てもらうのも勉強にはなる。
これをもう1巡繰り返して点数の高い人が優勝となります。下記が実際に5人で3テーマやった時の結果。
感想
自分にはない発想の切り口があって面白かったのは良い発見でした。
また5分間で集中してみんなで考える雰囲気もよかったです。
意外と盛り上がったので、定期的に開催しようと思います。