BtoCのサイト運用で気をつけていること
BtoCのサイトで気をつけてることを簡単にまとめました。
商圏の確認
対象になるお客様はどこまでの範囲なのかを確認します。
・徒歩圏内からしかお客様が来ないお店
・電車で来るお店
・車で遠方からもくるお店
・飛行機など含め全国から来るお店など
そのお店のメインのお客様の商圏がどこなのか確認します。
勝手に想像・想定するのではなく、できれば実際に来店してくるお客様の住所データを確認するのが1番です。
病院の場合は必ずデータがあるので個人情報がわからない範囲でデータをもらいます。
電車も交通経路に含まれる場合は、路線の乗り換えや特急や急行の停車駅なども影響することが多いので考慮します。
色々な商圏に合わせてSEOのキーワード設定や広告出稿範囲を考えます。
店舗の場所を説明しているアクセスページの情報も商圏に合わせて記載します。
ゴール・コンバージョンの設定
・顧客単価
・対応可能数(捌ける許容量)
・お問い合わせの手段(電話、メールなど)
・お問い合わせの内容(資料請求、予約など)
を確認して目標のコンバージョン数や内容を設定します。
顧客単価が高いならばコンバージョン数は少くて良くなります。
単純にコンバージョンが多ければ良いと思わないように意識しています。中小企業など小規模所業所だと、大量のお問い合わせをさばける営業リソースがないことも多々ある。連絡を放置してしまうことになると逆効果になってしまいます。
お問い合わせの数ではなくお問い合わせの次のステップがどうなるのか想定してお問い合わせの内容を考えます。
またアナリティクス上の値だけで判断しない。
お問い合わせたくさん来てると思ったら営業のお問い合わせだったとかお客様にならないようなお問い合わせばかりだったとかは、よくある。
お問い合わせの内容や質はヒアリングしないとわからないので定期的にお客様に直接ヒアリングすることが大事。
特徴のページ
革新的なサービスを提供しているお店(医院)は、そんなに多くありません。基本的には同業他社とほぼ同じ内容が多くなります。
同業他社と同じ内容になるページはある程度の内容が入っていれば問題ない。その代わり独自の特徴や強みとなる差別化できる内容は充実させていく必要があります。
もし差別化できるコンテンツがないとしたらおそらくサイト関係なくそのお店(医院)は経営難になります。
サイトを作れば反響があった時代は10年前くらいに終わりました。差別化するコンテンツは必須です
他のメディアの活用
自社サイトを作れば反響があった(差別化できた)時代は終わり、トリプルメディアが大切だと言われています。オウンドメディア以外にもペイドメディアやアーンドメディアを上手く活用することは必須です。
さらにデジタル以外のメディアもしっかりと活用することが大事。地域情報雑誌に掲載、駅看板、ラジオCMなどなどネットだけで考えない。
定期的な更新
お休みのお知らせとではなく、定期的に質の高いコンテンツを増やしていくことは大事です。ロングテールでアクセスを獲得できるようになっていくとアクセス数が安定します。Googleのアップデートの度にSEO対策に追われることが減ります。
質の高いコンテンツがベストですが、質はリライトすることであとから高めることができるので、まずは定期的に更新することが最優先です。
更新用に素材を準備するのは大変なので、通常業務を上手く活用できるようなフローにすると更新の負担が減って定期的にコンテンツを増やせます。
SNSも上手く活用できると良いです。飲食店やファッションに関わるお店はSNSは必須とも言えます。飲食店はインスタ必須です。
季節要因の有無
エステサロンなとは特に季節に影響されます。脱毛のキーワードは夏前に高くなります。冬のうちにコンテンツの見直しや追加をしておくことが大事。
業種によって季節を気をつけたほうがいいキーワードがある。日本は四季があるので四季を意識した運用も大事。
季節要因を考えずにアクセスが減った増えたを見て改善策を考えても意味ないことがあります。アクセス数が変わるのはSEOの結果だけではないこともある。
部分最適にならない
サイトの改善はあくまでお客様の経営改善の一部です。サイトだけ改善したら経営が改善するわけではない。
サイトだけ改善する部分最適ではなくお客様の経営全体の改善につながっているか、全体最適になっているかは忘れないように気をつけてます。
外出の移動中にざっくり書いたので各項目の詳しい内容は、しっかり時間とって別の投稿で書いてみます。